インコは知能が非常に高く、飼い主の判別はもちろん、学習によって覚えたおしゃべりや音を状況に応じて発声することもできます。
そんなインコたちの中でも特に頭が良い、知能が高いといわれているインコを紹介します。
「賢いインコをお迎えしたい!」と思っている人は参考にしてみてください。
頭が良いインコ:ヨウム
5歳児並の知能と3歳児の感情を持ち、数の足し引き、色の区別、0(ゼロ=何もない)の概念を持つといわれるのがヨウムです。
物まねやおしゃべり能力も抜群に高く、軽い2~3語程度のやり取りなら会話として成立するほどです。
今やヨウムは賢い鳥の代名詞といっても過言ではありません。
ヨウム、めちゃくちゃ賢いし可愛いよ。
勝手に扉を開けて出てきて物を壊すし、教えてない言葉や鼻水すする音や咳払いも憶えるし、機嫌悪いと飼い主でも噛むし、ストレス感じると毛引きするし、長時間出掛けるのに餌を多めにいれると放り出すし。
頭脳は5才児だけど感情は2才児だからね。#ヨウム pic.twitter.com/LBodPVpr9c— モモザキ2号 (@momo_rushion) 2018年11月4日
性格はやや臆病で神経質、生涯に2度の反抗期を持ちます(最初の反抗期は1歳前後です)。
いつも飼い主に従順ということはなく、時に反抗したり、遊びに乗らなかったりと、自分の感情をしっかり持っているインコです。
寿命も長いため、お迎えするときは一生のお付き合いになる覚悟が必要です。
お迎え価格の相場は40万円前後です。
頭が良いインコ:オキナインコ
ヨウムについで高い知能を有するインコとして有名なのがオキナインコです。
「ヨウムより安くて頭が良い鳥がほしい」という人に、しばしばおすすめされます。
落ち着いた色合いと高い理解力、利発的な性格に古くから人気があります。
お迎え価格の相場は5万円~12万円前後です。
昨日与えた木の蓋つきおもちゃ、何も入っていないと楽器と認識されるそうです。中身を入れて閉めると当然のようにそこだけ開けて食べてます。賢い…!賢いよ…オキナインコ!!
でもお陰で迂闊な事出来ないんだよなあ— ネギマの主 (@bird_rock56) 2018年3月7日
好奇心がとても強く、インコ用の知育トイでたくさん遊んであげるとどんどん賢くなっていきますので、コミュニケーションの一環に取り入れるのもおすすめですよ。
>>インコのおもちゃ フォージングトイ ウィンドミル(Windmill) 中型・大型インコ向け
頭が良いインコ:シロハラインコ
遊び好きで陽気な中型インコ「シロハラインコ」「ズグロシロハラインコ」はおもちゃを工夫して遊んだり、輪投げを覚えたりと、特に遊びに関して高い知能をみせてくれます。
嘴と足を使って上手にボールをドリブルする姿は、インコであることを忘れてしまうくらいです。
人気が上昇していること、手のり雛の数が不足気味であること、輸送コストの関係からお迎え価格の相場は19万円~26万円前後と上昇傾向です。
鳥カフェで大型のインコとかオウムを触ったらめちゃめちゃ飼いたいと思ってしまった……シロハラインコずっと気になってて初めてさわったけどやっぱ賢いし器用だった
— 河田映介(河原) (@kawata_eisuke) 2017年7月19日
頭が良いインコ:モモイロインコ
陽気な性格で飼い主と特別な結びつきを求めるインコです。
留守番はどちらかというと苦手で、日ごろから愛情を十分与えられていない個体は寂しさから呼び鳴きをすることがあります。
知能は非常に高く、自分(インコ)に向けられている愛情に関して特に敏感で、賢い反面さびしさを感じやすい面があります。
こまめなコミュニケーションをとり、毎日たくさん遊んであげられる人にお迎えしてほしいインコです。
お迎え価格の相場は40万円前後です。
ヨウムもモモイロインコも殻つきピーナッツが大好き!見せるだけでソワソワ踊りだし、モモイロインコは「おいしいよー」としゃべりながら請求する。食べたいものは「美味しいよ」という言葉に結びついている。賢いねー
— shota (@shotamomo) 2010年1月30日
頭が良いインコ:オオバタン
陽気で誰に対してもフレンドリーな大型鳥のオオバタンは、愛鳥家の憧れの鳥の代表格といっても過言ではありません。
観察力が高く、飼い主の喜怒哀楽を敏感に感じ取り、飼い主が嬉しいときは一緒に喜び、飼い主が悲しんでいるときはそっと寄り添う優しさを持っています。
コバタン、オオバタンはオウムの中でも抜群に賢いから俺も飼いたいんだよなあ。
でも高価、うるさい、長命だから飼う人を選ぶ— 火星ライダーπ³ (@oToMoXo) 2017年11月11日
ただし、嫌なこと、されたくないことはしっかり否定し主張するので、「どんなときでも飼い主に従順な鳥がほしい」という人には向きません。
お迎え価格の相場は70万円~120万円前後と非常に高額です。
賢いインコを飼育するデメリットと覚悟
賢いインコ=手がかからず、色々な芸をしてくれると思っていませんか?
確かに、知能の高いインコは学習能力が高く、遊びひとつでもたくさんの工夫をみせてくれます。
喜怒哀楽豊かな感情は1日として同じ日はありません。
しかし、賢いということは、ずる賢い一面もあるということ、常に従順とは限らないということです。
いたずらも巧妙になってきますし、ケージの鍵を外して脱走することもあります。
機嫌が悪いときはケージから出てこなかったり、遊びに誘っても嫌がって噛み付いたりすることもあります。
そういった賢さゆえの行動に対して寛大な対応が飼い主さんに求められるということを知っておく必要があります。
愛鳥家があこがれる!頭が良いインコの種類と値段5選!まとめ
いかがでしたでしょうか。
昔は記憶力が悪い人=鳥頭といわれたように、鳥は頭が悪い動物の代名詞としていわれていたこともあります。
しかし、実際にインコたちと暮らしてみると、彼らの賢さ、情愛の深さに驚かされることばかりなのです。
賢いインコは反面、イタズラも巧妙になったり、思わぬ知恵をつけることもあります。
インコの頭の良さに時に驚き、時に嬉しい発見をしながら一緒に暮らしてみませんか。
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