オカメインコは普段の鳴き頻度も少なく、声も大きくはありませんが、鳴き続けると結構な騒音になります。
実はオカメインコが鳴きやまないのには理由があり、対処をきちんとすることでおとなしくなることが期待できます。
今回はオカメインコが鳴きやまない時の対処法を解説します。
オカメインコが鳴きやまない理由と対処法
- 分離不安、寂しい。
- 構って欲しい。
- 発情
- 運動不足
- 餌が足りない。
- 危険が迫っている。
オカメインコが鳴きやまないのには理由があります。
鳴きやませるためにはまず、鳴きやまない原因を探っていく必要があります。
それぞれの理由と対処法を解説していきます。
分離不安、寂しい。
野生のオカメインコは群れで生活しています。
そのため、1羽でいることに強い寂しさと不安を感じます。
家族から離れた場所にいると、飼い主を呼び戻そうと必死に鳴くのです。
対処法として、家族がよく集まるリビングなどにケージを置く、放鳥時間を伸ばす、こまめに声をかけるなどが効果的です。
構って欲しい。
オカメインコは人に構って欲しいとき、飼い主を呼ぼうと鳴きます。
これを「呼び鳴き」といい、習慣化すると鳴き時間、鳴き声が大きくなっていく可能性があります。
呼び鳴きは、オカメインコが鳴くたびに飼い主がケージにいくことで「呼べばケージにきてくれる」と学習した結果です。
呼び鳴きを習慣化させないためにも、飼い主さんは呼び鳴きに反応せず、鳴きやんだら愛鳥のところにいき、たくさんほめてあげましょう。
こうすることで、「静かにすると飼い主があらわれる、いいことがある!」と学習してもらうのです。
発情
オカメインコのオスは発情すると、ラブソングを歌うようになります。
メスがいなくても、飼い主をパートナーとみなして発情することがあり、ラブソングを歌い続けることがあります。
過度な発情は鳴く頻度が増えるだけでなく、体力も奪ってしまいます。
発情時期は高脂肪食を控え、愛鳥へのボディタッチ(特に背中)を控えるようにしましょう。
運動不足。
退屈な時間をもてあましていたり、放鳥が足りずに運動不足だと大きな声で鳴き、欲求不満を発散することがあります。
放鳥時間を増やしたり、水浴びをさせたり、おもちゃを数日日替わりで与えることで、ストレス発散させましょう。
check!インコのおすすめのおもちゃと手作りの注意点餌が足りない。
空腹を知らせるために鳴くことがあります。
インコはエネルギー効率が良い動物で栄養を蓄えることができないため、1日餌が足りないだけでも衰弱してしまいます。
また、餌があると思っていたら餌の殻ばかりで実は餌が入ってなかったということもあります。
餌がちゃんと入っているかこまめにチェックし、1日1回(朝)はすべての餌を入れ替えましょう。
危険が迫っている。
野良猫やヘビなどの外敵がケージに近づいている、何らかの拍子でケージで足や翼を怪我してしまったという緊急事態の可能性もあります。
いつもと違う鳴き方、けたたましく鳴いている、騒いでいる場合はすぐにケージに向かいましょう。
オカメインコが鳴きやまない時の対処法。理由が分かれば簡単!まとめ
- オカメインコが鳴きやまないのには理由があります。
- 寂しい思いをしていたり、運動不足だと鳴く頻度が増えてしまいます。
- 鳴くたびに飼い主がインコのところにいくと、鳴けば来てくれると学習し、来るまで鳴き続けてしまいます。
- 発情中の餌は高脂質なものは控え、過度なスキンシップを見直しましょう。
- 餌は十分かチェックし、いつもと違う騒ぎ方の場合はすぐにケージにいくようにしましょう。
オカメインコが鳴くのには理由があり、その理由を紐解いて対応することで、本来のおとなしいオカメインコになってくれます。
すぐに鳴き声が収まるわけではなく、時間はかかりますが(特に呼び鳴き)、じっくり付き合っていけば収まって行きます。
愛鳥のペースでつきあっていきましょう。
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