「インコのしつけって具体的にはどうすればいいの?」「インコを叱っているけど伝わっているかわからなくて不安」と思っている人は多いのではないでしょうか。
インコをほめること、叱ることはインコ飼い初心者さんだけでなく、飼育歴のある飼い主さんも迷うところです。
今回はインコの褒め方/叱り方のコツとNGな方法も交えて紹介、解説していきます。
インコに伝わる褒め方
インコのほめ方は「オーバーリアクション」「笑顔」「高めの声のトーン」がポイントです。
「○○ちゃんイイコだね~!かわいいかわいい!本当にイイコだね~!」と、高い声のトーンと笑顔で大げさにほめてみてください。
インコは飼い主さんの表情、声の抑揚を細かく観察しています。
なんだか恥ずかしい、と遠慮したほめ方をするとインコには伝わりにくいでしょう。
愛鳥にあなたのほめたい、嬉しい気持ちを伝えるためにもがんばってみてください。
これはダメ!インコに伝わらない褒め方
- 声がちいさい
- ほめたりほめなかったりする
- 表情が暗い
声が小さかったり、ほめる状況がブレていたりすると、インコは飼い主のリアクションをどう受け止めればよいかわからなくなります。
ほめられたと認識できないので、飼い主さんがやってほしい行動(言葉を覚える、他色々なしつけ)を学習できません。
その結果、覚えるのが遅くなり、飼い主さんもその分しつけに時間がかかってしまうでしょう。
インコに伝わる叱り方
まず最初に知っておいてほしい事があります。
それは「基本的にインコは叱るしつけをしない、ほめる9:しかる1の割合でほめて伸ばすしつけが大切」と言う事です。
インコを叱る状況というのは本気で噛んでくるときがほとんどです。
それ以外のしつけは飼い主さんにとって都合の良い状況に持ち込んでほめて定着させること(飼い主がほめる状況を作る)が大切です。
例えば、肩に乗ってばかりで手に乗ってほしい時は肩にのっているインコを手に乗せ、手にのったら沢山ほめるという具合です。
インコの叱り方は、「強く息をフッ!と吹きかける」「手をぐらぐら揺らして不快な状態を作ること」です。
それで問題行動やめたら、「イイコだね~」と優しい表情でたくさんほめてあげましょう。
NG!インコに嫌われる叱り方
- 名前を呼んで叱る
- 声を出して叱る
- 叩く
名前を呼んで叱ると「名前を呼ばれる=叱られる」と誤認し、名前を呼んでもこなくなる、最悪逃げてしまうようになります。
また、声を出して叱るのは話しかけてもらっている、構ってもらっていると勘違いして「もっと遊んで!」と更に酷くなることがあります。
叩くことは論外です。
インコの褒め方/叱り方。やり方ひとつで愛鳥はどんどん賢くなる!まとめ
- インコの褒め方、叱り方はやり方ひとつで愛鳥の理解度は全くかわってきます。
- インコを褒める時は笑顔でオーバーリアクションで褒めてあげてましょう。
- インコは叱ることはほとんど必要がなく、叱らない状況、褒める状況を作ることが重要です。
- やむなく叱る時は息を顔に吹きかけるか、手をぐらぐら揺らして不安定な状況を作りましょう。
- 名前を呼んで叱る、声を出して叱る、体罰は信頼関係の悪化や効果が全く得られないことがあります。
インコを褒める、叱るというのは思った以上に難しく、うまくいきません。
効果が現われるのも犬や猫と違い容易ではありません。
インコの学習ペースは個体差が激しく、ゆったりマイペースなタイプがほとんどです。
愛鳥のペースにあわせてゆっくり教えていってください。
必ず通じてくれます。
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