文鳥の性格が変わる、攻撃的になった、噛んでくるようになってケージから出すのが怖くなったと困っている飼い主さんは意外と多いです。
ブンチョウは嫉妬深いところがあり、小鳥の中でも自己主張をしっかりしてくるので、機嫌が悪くなったり、怒るとその気持ちを全身で表します。
今回は文鳥の性格が変わった、攻撃的になった、噛んでくる原因と対処法を解説します。
文鳥が攻撃的になった、噛む原因と対処法
どこに行くにも一緒、いつも肩や指にとまって可愛かった愛鳥が突然性格が変わったかのように攻撃的になってしまったとき。
飼い主さんはしつけが悪かったのか、嫌われてしまったのかと悲しくなりますよね。
噛む力も非常に強いので、ケージから出すのも怖くなると思います。
しかし、必ず原因があります。その原因を見つけて適切な対策すれば、必ず再び懐いてくれます。安心してください。
一般的に、文鳥の性格が荒くなってしまった主な原因は以下のとおりです。
- 飼い主以外を好きになった。
- 飼い主さんの行動で嫌いになった。
- 飼い主より偉いと勘違いした。
- 換羽で精神的に不安定。
これらの対処法について順番に解説していきます。
飼い主以外を好きになった。
新しいインコがやってきて、それまで文鳥が飼い主に向けていた愛情が新しいインコ(仲間)に変わってしまうと、それまで愛情を向けていた飼い主に対して急に冷たくなったり、攻撃的になったりします。
新しいインコのケージを隣同士にしたり、一緒のケージで飼育するなどで、文鳥が飼い主さん以外と接する時間が長くなると、愛情が新しいインコに移る可能性が高くなります。
対処法として、新しいインコと一緒にいる時間を短くすること、隣同士のケージの間に仕切りをして見えないようにするといった方法が効果的です。
飼い主さんの行動で嫌いになった。
ケージから出したり、戻したりするときに文鳥を無理につかんだり、爪きりや羽根を切るときに、つかんで行動を制限してしまったりすると、その時の「嫌な感情」が元で、人に対して攻撃的になったり、噛みつくようになったりすることがあります。
インコや小鳥は記憶力が非常に高く、嫌なことや不愉快なことをされると、その経験をずっと覚えているのです。
一度不信感や、不快感を持つと、元のように懐いてもらうまでに時間がかかります。
小鳥を持つときは背中から覆うようにつかむのではなく、おなかから優しくすくい上げるように持ちましょう。
check!インコのヒナが鳴く理由と、怖がらせない持ち方。この方法でベタ慣れインコ♪特に爪切りやクリッピングは、慣れないで時間がかかると、文鳥との信頼関係を傷つける場合があります。
爪きりクリッピングはできないときは無理をせず、爪切り、クリッピングのサービスをしている動物病院やショップに頼みましょう。
飼い主より偉いと勘違いした。
インコや小鳥には順位が高い鳥が木の上のより高い場所にとまる習性があります。
インコを肩や頭の上に乗せて、飼い主の目線より高い状況が多いと、「自分は飼い主より偉い!」と勘違いし、飼い主さんに対して攻撃的になったり、問題行動を起こすようになります。
対処法としてインコの目線を飼い主さんより常に下にする事を心がけましょう。
換羽で精神的に不安定。
インコは年に何回か羽根が新しく生え変わる「換羽(かんう/トヤ)」というものがあります。
換羽のペースや換羽が終わるまでの期間は、鳥の種類、個体差、環境(室温など)で変わってきます。
一気にごっそり抜けて生え変わる種類もいれば、頭、胸、尾羽と一部分ずつ生え変わる種類もいます。
文鳥は1年に1回、3月~6月に1ヶ月くらいかけて換羽をします。
換羽は羽根が抜け、新しい羽根を作るため、たくさんのエネルギーを消耗します。
そのため、元気がなくなる、体調が悪くなる、食欲不振になる、イライラするといった症状が現れます。
対処法として無理に構わない、放鳥をせずにゆっくりさせると良いでしょう。
文鳥の性格が悪い・攻撃的・噛む原因と対処法。必ず直ります!まとめ
- 文鳥の性格の変化、攻撃的になる、噛むことには理由があります。
- 文鳥の接し方、扱い方、他の鳥との同居など、見直すところはありませんか。
文鳥は嫉妬するほど飼い主に懐く小鳥です。
しかし、飼い主とのコミュニケーション不足や、インコの友達ができると、愛情が移ってしまうことがあります。
こまめなコミュニケーションを心がけましょう。
その他、文鳥の飼育方法についてのポイントをこちらで押さえましたのであわせてチェックしてみてください。
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