インコにはそれぞれ種類ごとに快適に感じる適温があり、夏の暑さに強い種類から苦手な種類まで様々です。
どんなインコでも、日本の真夏の暑さは絶対に対策が必要です。
インコの夏場の暑さや留守番させるときはどうすればいいのか、知っておくべき事をまとめました。
日中のお留守番は長くても3~4時間
クーラーや扇風機で気温を調整しても、日中の長時間のお留守番は万が一の停電や故障などの可能性もありますのでおすすめできません。
※実際にクーラーの故障で室温が上がり熱中症になった話があります。
心配すればキリがありませんが、用心をしておくのにやり過ぎはありません。
日中のお留守番は長くても3時間前後にするようにしましょう。
インコの適温を知っておく。
インコの過ごしやすい温度を知っておきましょう。
インコが快適に過ごせる適温は、以下のとおりです。
・健康な成鳥:20度~30度位。
・はじめて冬や夏を経験する1歳未満の若鳥:24度~28度位。
・高齢鳥、幼鳥、病鳥:28度~30度。
目の前のインコの様子を最優先に、適温は目安として調整しましょう。
インコの夏の暑さ対策と留守番のコツ
- エアコンや扇風機をつける。
- 保冷剤/凍らせたペットボトルを使う。
- 窓を開ける。
- 遮光カーテンなどを取り入れる。
インコは熱中症になると、重症化しやすいため、室温の管理が非常に重要になります。
check!インコの熱中症の症状と対策!3つの危険なサインはこれ!また、冷やし過ぎても風邪をひいたり体調を崩しますので、愛鳥の適性温度にあった室温管理方法を使っていきましょう。
エアコンや扇風機をつける。
仕事や遠出などで長時間不在(日帰り)する場合は、エアコンや扇風機をつけたままにしておくのが一番安全です。
つけっぱなしにすると電気代が心配ですが、実はエアコンは電源のオンオフに多くの電力(電気代)を消費するため、つけっぱなしだと電力の消費はそこまでありません。
しかも、最近の冷暖房器具は省エネに力を入れているものが多いので、つけっぱなしでも、それほど電気代はかからない傾向にあります。
除湿は意外と電力を消費するので、除湿をつけっぱなしにするよりは、冷房のほうが電気代は抑えられます。
扇風機でもエアコンでも、直風は絶対にインコに当てないように注意してください。
保冷剤/凍らせたペットボトルを使う。
冷たい空気は下に流れるため、保冷剤や凍らせたペットボトルをケージの上に置くとケージの中が涼しくなります。
大体の持続時間は外気や、保冷剤の大きさにもよりますが、3時間~4時間ほどです。
「夕方ちょっとでかけるけどエアコンをつけっぱなしは冷えすぎが心配」といった1時間~2時間程度の外出に使うと良いでしょう。
また、キャリーに設置して使うのも効果的なので、動物病院へ行く移動時などにもオススメです。
窓を開ける。
窓をあけて風通しを良くするだけでも冷却効果はあります。
しかし、留守番などには防犯上の面でも向きません。
窓をあけた室温調製は、家の人が在宅している時に行いましょう。
扇風機などを併用することで空気が循環し、涼しい風を送れるようになります。
遮光カーテンなどを取り入れる。
日中の気温を少しでも和らげるのに、「遮光ネット」を使うと、強い日差しも防げて一石2鳥です。
竹製のすだれも効果的ですが、長期間使うとカビや虫の発生の可能性があります。
遮光ネットとカーテンを併用すれば外気を遮断でき、日中の室温をぐっと抑えることができます。
インコの夏の暑さ対策と夏場の留守番のコツ!知らないと危険!まとめ
- 夏場のインコの留守番はきちんと対策をする必要があります。
- クーラーと扇風機を使って適温を維持しましょう。直風は厳禁です!
- 遮光ネットなどを使うと室温の上昇を抑えられて非常に便利です。
これから暑くなる季節、鳥さんが気持ちよく過ごせるためにできることを紹介しました。
特に初めての夏を迎える幼鳥さんや、病鳥さんはなるべく留守番そのものを避けてあげるようにしてください。
体力の少ない鳥さんの不調は建て直しがとても難しいのです。
特に日本の夏の温度は、対策をしないとインコには非常に過ごしにくい温度帯になります。
熱中症になるとぐったりし、最悪命を落とす危険があります。
午前中2回、午後3回の室温をチェックし、室温に問題がなさそうでもインコが暑がっている、または寒がっている時は室温を調整しましょう。
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