旅行や帰省でインコを連れて行きたい、お留守番は心配だから飛行機に一緒に乗せたいという人は多いと思います。
特に夏休みやお盆などの長期休暇やGWなどの旅行シーズンは旅行を計画したいでしょう。
インコの空輸や輸送は可能ですが、費用や注意点などを事前に確認しておく必要があります。
インコは空輸しても大丈夫?
結論から言うと、インコはトラック輸送や陸送より、空輸のほうがはるかに安全です。
移動が短時間であること、飛行機内の気圧は一定に保たれていること、到着時すぐに受け取れるよう対応すれば、実質インコが一羽で移動している時間は(国内線)なら最長5時間程度に抑えられるからです。
ペット輸送を受け付けている航空会社(ANA、JALが特に評価が高いです)に事前に連絡し、確認しましょう。
※連絡するときは電話の掛け間違いなどに十分注意しましょう。
※電話をする前にメモをとる準備をするようにしてください。
インコの空輸に必要な準備と費用
- インコの体調は万全ですか?
- 持病(心臓や呼吸器)はありませんか?
- 飼い主と離れることに不慣れなインコではありませんか?
インコの空輸はまず、インコのコンディションが万全であることが大前提です。
事前に獣医の健康診断を受け、空輸したいことを相談しましょう。
空輸用のキャリーも数日前から遊びを交えて入れるなどして慣らすこともストレス軽減に繋がります。
空輸時間はほんの数時間ですが、その数時間でインコの心身に取り返しのつかない影響を与えないために、準備を万全にしましょう。
インコの空輸費用
インコの空輸にかかる費用は、インコを入れるキャリーのサイズ、区間、時期(夏休みなどの旅行シーズンは値上がりします)で決まっています。
目安として、大体片道5000円~10000円程度(中型/大型インコ用キャリーを使った場合)になります。
インコの空輸の注意点
- 餌はキャリーの中にばら撒いておく。
- 水はこぼれても良いようにスポンジに含ませる、小松菜などの野菜を入れて水分が取れるようにする。
- 万が一の事故をさけるため、おもちゃをキャリー内に入れない。
- 空輸されたインコの受け取りは時間前に待機する。
- インコを受け取ったらまっすぐ滞在先へ向かう。
餌はキャリーにばらまき、水はこぼれても大丈夫なようにしておく
インコ空輸の注意点として、餌や水がちゃんと取れるようにしておきましょう。
特に水に関しては、こぼれて飲めなくなったり、体を濡らして風邪の原因にならないように予めスポンジに含ませておく、野菜を入れて水分補給代わりにするという方法がオススメです。
空輸中はおもちゃをキャリー内に入れない。
空輸中の衝撃でキャリーの中のものが動くことが考えられますので、おもちゃは入れないようにしましょう。
キャリーの中は狭く移動範囲が限られてくるので、おもちゃが動くだけでも危険です。
おもちゃを持って行きたい場合はキャリーの外側に貼り付けるか(空港のスタッフがアドバイスしてくれます)、一緒に行く際は自身の手荷物に入れていきましょう。
空輸されたインコの受け取りは時間前に待機する。
空輸されてきたインコを受け取る人は「到着予定時刻の遅くとも10分前には現地に到着して待機する」ようにしてください。
実際に飛行機が到着してから、積荷が下ろされ、インコが受け取れるまでには20分~くらい時間がかかります。
しかし、受付などの時間を考えると、到着前には現地で待機するのが無難です。
遅れてしまうとインコの衰弱にかかわってきますので、飛行機の到着時間に絶対に遅れないようにしてください。
インコを受け取ったらまっすぐ滞在先へ向かう。
インコを受け取った後は寄り道せずにまっすぐ帰宅することです。
インコは長時間の空輸でかなり疲れていますので、早く安心できる場所にケージを置いてゆっくり休ませる必要があります。
家(滞在先)についたら、ケージに水とえさを入れて一晩は静かにさせましょう。
長時間の不慣れな移動(揺れなど)と突然の見慣れない環境で緊張、威嚇したりすることがあります。
普段と様子が違ってくるかもしれませんが、あわてずにそっとしてあげてください。
インコと遊んだり放鳥したりするのは翌日以降、体調をみてから少しずつやっていきましょう。
インコの空輸/輸送の費用と注意点!飛行機に乗せる前に絶対確認!まとめ
- 陸送より空輸のほうが移動時間、室温管理などの面で安全です。
- 空輸する前に健康診断を受け、万全の体調で飛行機に乗せましょう。
- 目的地についたらすぐにケージを設置し、一晩ゆっくりさせてあげてください。
インコを旅行や帰省に連れて行く場合、飛行機を使う必要がでてくるときがあります。
インコにとって移動そのものが大イベントです。
体調を万全にして、様子を細かく確認しながら進めていきましょう。
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