手乗りインコを飼っていると「一羽で寂しくないのかな?」、「お友達がいたらきっと寂しくなくなるよね^^」とは誰しも思いますよね。
2羽目をお迎えしたいと思うことは自然のことですが、お迎えする前に知っておくべきことがあります。
今回はインコの2羽目のお迎えをする上での注意点やポイントをまとめてみました。
迎えてから後悔しないようによく確認しておきましょう。
インコは1羽で寂しい?
飼い主さんと触れ合える時間が十分にあるインコは、一羽で飼われていても「寂しい」という感じることはほとんどありません。
たとえ放鳥時間が短めでも、その放鳥時間で飼い主と実りある時間が過ごせていたらインコはそれだけで幸せなのです
そのため、「1羽で寂しそうだから」という理由で2羽目をお迎えするよりは、スキンシップの時間を増やすことを意識したほうがインコにとっては良いでしょう。
インコの多頭飼いのデメリット
- 人と距離を置いてしまう。
- 手のり崩れになってしまうことがある。
- 目が行き届きにくくなる。
インコの多頭の一番のデメリットは「人への馴れが悪くなってしまう、手乗り崩れになってしまう」ことです。
1羽のときは興味と愛情の対象が飼い主さんだったので、ベタ慣れでも、鳥の友達が来たとたん、そちらに興味が向き、飼い主への慣れ具合が悪くなるかもしれません。
最悪の場合、飼い主さんに対して威嚇したり、手乗りが崩れてしまうこともあります。
常にベタ慣れでいてほしい場合は、別々のケージに飼うか、同居前以上にコミュニケーションの時間を増やすように心がけましょう。
また、多頭飼育になると、それまで集中してお世話や注意を向けていた対象(インコ)が増えるため、飼い主の目が行き届かなくなることがあります。
特に同時放鳥のとき、2羽までならなんとか大丈夫でも、3羽目以降になると、位置を把握しきれずに事故になることも考えられるからです。
インコが可愛いからとどんどん増やすのは危険です。
インコの2羽目の同居の方法(一例)
【1】ケージを2台 (先住用&2羽目用) 用意し、お迎え後少なくとも2週間は各ケージで別居させて互いの様子を見ましょう。
※さらにお迎え後の最初の1週間は、別部屋での飼育が防疫の面でもオススメです。
ケージ越しにお互いを気にしているようであれば、片方ずつの放鳥でさらに様子をみます。
【2】2羽目の子が落ち着いてきて、相性も悪くなさそうという状態になったら、そこから少しずつ同居・同時放鳥に移行していきましょう。
だいたいここまでくるのに1ヶ月はかかると思ってください。
【3】同居後のお世話は、すべてにおいて先住鳥を優先することを、心がけましょう
ケージの掃除、餌やり、放鳥など、すべてのお世話は先住鳥を優先するようにしましょう。
後からきたインコ可愛さに、先住鳥の優先度を下げると、先住鳥はいじけてしまったり、人を嫌いになることがあります。
2羽目を迎える時の注意点(多頭飼い)
- 体格差のある鳥同士の同居はやめましょう。
- 相性をよく確認しましょう
2羽目を迎えるとき、単純に1つのケージに2羽目を入れることは絶対にしてはいけません。
最終的に相性が良くて同じケージで同居させたいとしても、相性をみる期間のために、2羽分のケージ、飼育用品の準備をする必要があります。
何より、新しく迎えるインコと先住鳥は本当に同居ができるのか、慎重に観察しなければなりません。
体格差のある鳥同士の同居はやめましょう。
オカメインコと文鳥といった、体格差のある鳥同士の同じケージでの同居は、たとえ大人しい性格でも絶対にやめましょう。
大きいほうが軽くじゃれたつもりでも、小さいほうにとっては大怪我になりかねない力加減だったりします。
体格差のある鳥同士は別々のケージで飼育するようにしましょう。
相性をよく確認しましょう
2羽目をお迎えした時、注意することは先住鳥との相性をよくみるということです。
いきなり同じケージに入れるのは絶対にやってはいけません。
いじめられたり、第一印象が元で二度と仲良くなれなくなる可能性もあります。
また、2羽目の子が病気などを持っていた場合、感染のリスクも高まります。
早く仲良くしているところをみたい!という飼い主の気持ちもわかりますが、まずはケージ越しから慣らすようにしましょう。
万が一、先住鳥と相性が悪かった場合、別々のケージ、部屋で飼育しなければならないことも覚悟しなければいけません。
インコで、2羽目を迎える際の注意と同居方法まとめ
- いきなりの同居は厳禁!
- まずはケージ越しから様子を観察して、徐々に同時放鳥、同居と慣らしていきましょう。
- お世話は先住鳥が優先を心がけましょう。
多頭飼いは誰もが夢見ることです。
しかし、相性の良くない鳥同士になると、同居そのものがストレスになります。
しっかり相性を見極めてどうしても相性が良くないようなら、別々での飼育も視野にいれる必要があります。
特に手乗りインコは人によく慣れているため、新しい鳥が来るより、飼い主さんとの時間が増えるほうが幸せなのです。
2羽目を迎えるのは簡単ですが、迎えた後やめることはできません。
可愛さだけでなく、本当にそれで良いのかよく考えましょう。
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