インコをお迎えしたときは、とても嬉しくてこれから始まる楽しい生活に心躍ることでしょう。
しかし、インコにとって、お迎えは、それまでとは環境がかわり、ストレスや体調不良を抱えやすい状態になります。
お迎え初日にすること、注意点など、新米飼い主さんもわからないことが多いことでしょう。
今回はお迎え初日から2週間くらいまでの飼い方と注意点をまとめました。
インコの様子がお店と家で違うのは当たり前
「お店では甘えてきた様子だったのに噛んでくる」「お店では食欲旺盛だったのにあまり食べてない」という事があります。
これらのことはほぼ当たり前におこる事だと思ってください。
環境がかわり、お世話してくれる人間もかわったので、インコも緊張、動揺しています。
お迎え後3日くらいまでは餌の食いが悪くなったり、噛みが出たりします。
あまり構い過ぎずそっとしてあげて、大好物のおやつを与えてみたりしましょう。
環境になれてくれば少しずつ本来のペースを取り戻します。
ただし、お迎え初日~翌日にかけて、ほとんど餌を食べてない場合はお迎えしたショップやブリーダーさんにすぐ連絡して指示を仰いでください。
お迎え初日~2週間までのお世話と注意点
インコのお迎え初日から2週間は、インコにとっても非常に大事な時期になります。
ショップからの移動で環境がかわり、大きくストレスを感じている時期ですので、決して構い過ぎないようにしましょう。
インコお迎え初日のポイント
インコのお迎えは少しでも新しい環境になれるために、午前中の涼しい時間に行いましょう。
また、その日は万が一の体調不良や何かあっても対応できるよう、家族の誰かひとりでもずっと家にいる日を選びましょう。
静かで床からの振動が少なく、一定の気温が保てるところに雛ケージをおきましょう。
※集団で入荷するインコはショップで何らかの病気にかかっている可能性もあります。
お迎え後の健康診断は必須です。
check!インコの健康診断はお迎え後に。動かない、鳴かない子の対処法。
インコお迎え後1週間から2週間のお世話
お迎え初日から1週間は構い過ぎず、毎日のお世話のついでに数分手に乗せる程度に留めましょう。
あまり遊び過ぎると体力を消耗して弱ってしまいます。
環境になれて、疲れがとれるまで1週間程度は構い過ぎないようにしましょう。
お迎えから1週間過ぎたあたりから環境になれ、インコのほうから手にのってきたり、興味を示したりとアクションをしてくれるようになります。
初めての冬を越えて成鳥になるまではまだまだ体力がありませんので、連続した遊びは長くても20分~30分程度に留めながらコミュニケーションを少しずつとりましょう。
インコの雛の餌の回数と間隔
インコの雛は成長するためにエネルギーを大量に消費するため、こまめな挿し餌が必要です。
4時間以上空腹になると体調を崩し、丸一日何も食べないと落鳥してしまいます。
家に常に誰かがいる状況で挿し餌雛をお迎えしましょう。
あわせて読みたいインコの餌は1日何回?何時間おき?【初心者向け】インコの雛の保温と注意点
生後1ヶ月~2ヶ月の雛は羽根もそろっておらず、抵抗力も低く種類によっては、挿し餌が必要な時期です。
ここで大切なのは保温です。
インコは体温を奪われると、分単位で急激に弱っていきます。
ヒナの時期はケージではなく、プラスチックのケースでお世話をしましょう。
保温しやすく、室温の調整も容易です。
夏場の暑い時期は、風通しのよいところで飼育します。
※エアコンや扇風機の直風は厳禁!!
気温は常に27~30度に保つように心がけましょう。
冬場の保温には、ヒーターやカイロがお勧めです。
使い方として、ケースの床の半分にカイロを敷きます。
ここで注意するのは、床全体に敷かないことです。
一部を保温することで、雛が自分で快適な場所に移動できるようにするためです。
※カイロの使いすぎは酸欠を招きます。2つまでにとどめましょう。
また、専用のヒーターや、サーモスタットも市販されています。
ヒナが直接触れて火傷しないようにしましょう。
雛を飼育ケースから出しすぎないようにしましょう
お迎えしたばかりのころはかわいくてかわいくて家族みんなで触りたくなるもの。
しかし、環境が変わったばかりの雛にとっては、これは大きなストレスになります。
少なくともお迎え後3日は、餌と水替えなどのお世話以外はさわらず、そっとしてあげましょう。
なつかなくなるのでは?と心配になるかもしれませんが大丈夫です。
毎日世話をして、声をかけていれば数日は触らなくても慣れてくれます。
お世話のとき、ちょっと手にのせるだけで十分です。
お迎え後3日はお迎えの疲れを取るのと、環境になれてもらうためにそっとしてあげましょう。
あわせて読みたいインコが大人になるまでにすべきこと3点!これだけでベタ慣れ!インコの雛の健康管理
ヒナの成長とても早く、小型~中型インコであれば、お迎え後数日でほぼ羽根が生えそろいます。
(種類によります)
毎日の健康管理として体重を測ることとフンの様子をチェックするのを日課にしましょう。
体重を測るにはキッチンスケールがお勧めです。
健康管理の一環として乗せるのに慣らしましょう。
- 体重が2日連続で減少している。
- フンが水っぽい。
- 口をあけて呼吸をしている。
- 数時間前にあげたえさがまだ喉袋(そのう)に残っている。
- その他元気がない、いつもと様子が違う気がする。
こういった症状が出た場合は、様子見を絶対にせず、すぐに病院に連れて行ってください!
インコは体が小さいので、ちょっとした不調がすぐ全身に現れてしまいます。
お迎え初日~2週間までのお世話と注意点まとめ
- 保温はしっかりすること。
- お迎え数日はお世話時にちょっと触る程度で十分です。
- お迎え初日~翌日にかけてほとんど餌を食べてない場合はお迎え元にすぐに連絡しましょう。
これを書きながら、愛鳥をお迎えした日を思い出しました。
まだ知識がなくて今思うとよくないこともしてました。
(構いすぎたり)
でも今も元気でいてくれて本当に感謝しています。
愛鳥に出会えて良かったと、数年後も思えるようにお迎え時のお世話と注意点を守ってください。
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