里子に出された、もしくは保護施設からお迎えしたインコには名前がついていますが、家族に迎えて新しい生活が始まるわけですから名前も一新したい!と感じる人は多いのではないでしょうか。
実はインコの名前を付けなおす際にはコツや注意点が存在します。
今回は里親になったインコの新しい名前の名付け方と注意点についてお話したいと思います。
生後1年未満の若いインコの場合
それまでの名前で呼ばれた時期が短ければ短いほど、新しい名前への順応性は高まります。
そのため1歳未満の若いインコは新しい名前で呼ばれることに抵抗をほとんど感じません。
名前を変更することは比較的容易といえます。
3歳以上(大型は5歳以上)のインコの場合
旧名で呼ばれていた名前が3年以上~、大型鳥では5年以上~(寿命が非常に長いため)のインコは新しい名前に馴染むのに時間がかかる傾向にあります。
新しい環境や飼い主に囲まれるだけでなく、名前も変わってしまうことから大きなストレスを抱えてしまうでしょう。
臆病な性格のインコや、手乗り崩れのインコは新しい環境への警戒が強いので、名前の変更は慎重に行う必要があります。
早くて数ヶ月、場合によっては年単位かかる場合もあります。
里親になったインコの名づけのコツと注意点
- 旧名をちょっといじった名前にする
- 新しい名前に良い印象を関連付ける
- あえて名前を変えない
インコにとって長い間呼ばれていた名前がガラリと変わるのは大きなストレスになることがあります。
インコにあった名前の変更の仕方、名づけのコツがありますので参考にしてみてください。
旧名をちょっといじった名前にする
たとえば元の名前が「モモ」なら新しい名前を「モコ」にするなど、元の名前をちょっといじった名前にするのもオススメです。
呼び名の変化に戸惑うことが少なく、スムーズに新しい名前を覚えてくれることが期待できます。
新しい名前に良い印象を関連付ける
新しい名前に「嬉しい!」「楽しい!」という良い印象を関連付けて覚えてもらう方法です。
この方法が一番やりやすいのではないでしょうか。
たとえば、おやつをあげるときに名前を呼ぶ、なでながら名前を呼ぶなどです。
自分の名前=良いことがある!と認識してもらうことで、新しい名前を大好きになってくれるでしょう。
あえて名前を変えない
臆病だったり、シニア期以降のインコの場合、新しい環境と人間に囲まれなおかつ新しい名前で呼ばれるのは大きなストレスと混乱を招きます。
精神的に不安定になってしまうデメリットのほうが大きい場合は、名前の変更をせずに今までの名前で呼んであげるほうがインコにとっては良いかもしれません。
里親になったインコの新しい名前の名付け方と注意点まとめ
- 里親に迎えたインコに新しい名前をつけるときは注意が必要です
- 1歳未満の若いインコは新しい名前を抵抗なく受け入れることが多いでしょう
- 3歳以上のインコは名前を変更するときは注意が必要です
- インコの年齢、性格にあわせたストレスの少ない名付け変更をしてあげることが大切です。
いかがでしたでしょうか。
インコにあった名前の名付け方、覚えてもらうために飼い主ができることを書いてきました。
名前というのは迎えた家族に一番最初にプレゼントするものです。
したがって里親に迎えたインコに新しい名前をつけてあげたいと思うのは当然のことです。
大抵の場合は時間がかかったとしても新しい名前に順応していきますが、臆病なインコやシニア期以降のインコは新しい名前に馴染めないことがあります。
時間はかかるかもしれませんが、インコのペースにあわせてゆったりした気持ちで取り組んでください。
それがいずれは信頼関係となって形に残っていくでしょう。
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