インコはオスメスペアでなくても、メスだけで産卵をします。
じつは産卵はインコにとって体力を大きく消耗する行為です。
では、産卵する時はどういった前兆があるのか、どんな行動をとるのか。
今回はインコの産卵の前兆と知っておくべき様子を解説していきます。
インコの産卵の前兆
インコの産卵の前兆といわれる行動はいくつかあります。
それらの行動を把握して巣引き(繁殖)をするか、発情を制限するかを飼い主さんで考えなくてはなりません。
- 大きなフンをしている。
- 隅にこもるようになる。
- 敷き紙を細かくちぎるようになる。
それぞれどういったことなのか、解説していきます。
大きなフンをしている。
メスは産卵が近づくと大きなフンをするようになります。
大きさの目安は種類によって異なりますが、セキセイインコなら10円玉大、オカメインコなら500円玉大くらいのサイズが目安です。
ただし、起床して最初のフンは「ためフン」と呼ばれ、大きなフンになります。
昼~就寝にかけて大きなフンが多い場合は産卵の兆候があるかもしれないと考えてください。
隅にこもるようになる。
産卵を控えたインコは、巣篭もりのような行動をとるようになります。
そのためケージの隅や巣箱の中にこもるようになる傾向にあります。
ただし、具合が悪い時も隅でうずくまるようになるため、体調不良ではないか十分注意して観察する必要があります。
敷き紙を細かくちぎるようになる(紙切り)。
特にコザクラインコに多くみられる行動です。
コザクラインコの女の子は、野生下では木の皮などを縦に嘴で噛み切り破って巣材に使います。
この行動は若鳥からする行動なので、必ずしも産卵の兆候とは言えませんが、産卵が近づくとこの行動がいつもより活発になるといわれています。
インコに産卵させないためにはどうするか
インコにとって産卵は体力を非常に消耗する行為です。
巣引き(繁殖)をする予定でも年に2回の産卵が理想で、年3回以上の巣引きは親鳥に大きな負担をかけてしまいます。
日照時間を調整する、栄養価の高いシード類の餌を減らす、背中を撫でるなどの交尾行動への刺激になる接触を避けるなどが発情、産卵を抑える方法です。
詳しくはこちらで解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
インコの産卵の前兆と知っておくべき様子。負担をかけない為に。まとめ
- インコの産卵には行動などに前兆があります。
- 朝一番を除いた時間帯で大きなフンをするようになったら産卵する可能性があります。
- 隅にこもったり、紙を細かくちぎるような行動も産卵前の行動として知られています。
- 産卵をやめさせるには、発情を誘発させる行動や生活習慣を改めていく必要があります。
インコの産卵にはいくつかの前兆があります。
前兆が現れたら産卵してしまうかもしれないので、栄養価や環境を整えましょう。
産卵を抑えるには発情や産卵を誘発させる行動を抑えるようにしてください。
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