インコの爪は人間の爪と同じで、伸び続けるため、爪を切るか爪研ぎをするかしないといけません。
しかし、無理な爪切りはインコが暴れたり、嫌がったり、嫌われることもあります。
今回はスムーズに爪切りができる方法や、爪切りの目安を解説します。
インコが暴れない爪切りの方法と目安
インコが暴れない、嫌がらないための爪切りには、まずインコを保定(安全に押さえること)する方法を学ばなければいけません。
・鳥の頭部を親指と中指ではさみ、人差し指で軽く頭を押さえます。
・薬指と小指は添える程度。
このとき、胸を押さえると呼吸ができなくなります。大変危険です。
いきなり鳥で行わず、マジックや太い棒などで力加減を練習しましょう。
(当サイトでは万一の責任を負いません)
できれば、自分で行う前に獣医に実際やっていただき指導を受けましょう。
インコの爪きりの目安
インコを保定した上で、爪を切ります。
ライトを当てると爪に通っている血管が透けて見えます。
血管を切らないように余裕を持って切りましょう。
血管が透けない黒系の爪の場合は、無理せず獣医さんなどに任せてください。
鳥種別の爪切りのポイントはこちらをお読みください↓
check!文鳥の爪切りはどこまで?長さの目安と頻度、道具について。
3分以上かかるときは、片方の足の爪をきったら一度解放し、10分くらいたってから再び保定しましょう。
終わったら沢山ほめてあげて特別なオヤツを与えてください。
爪切りに嫌な思い出を連想させないよう、たくさんほめながら爪切りを行うことは非常に重要です。
爪研ぎ止まり木を使う
自分で爪を切れない、時間をかけてしまう、愛鳥に嫌われるのが怖いという場合は無理をせず、市販の爪研ぎ止まり木を使うほうが安全です。
>>インコの爪研ぎ止まり木トリマーセメントパーチ(12cm)
商品名どおりセメント製で冷たいので、冬場はこの止まり木と他の止まり木も入れ、寒いとき鳥が移動できるようにしましょう。
爪とぎ止まり木にはヤスリ状の紙を止まり木に巻くタイプもあります。
これは紙を破ってしまうクセのある鳥さんにはやや不向きです。
一長一短あるので、鳥さんのタイプに合わせて使ってみてください。
爪切りを行っているショップや動物病院に値段を確認してお願いする。
爪きりや羽切りを行っているショップや動物病院にお願いする方法もあります。
インコの爪切りの費用はだいたい500円~1000円ほどです(種類によっても変わる場合があります)。
費用がかかるのはもちろんのこと、予約が必要だったり、連れて行く手間や時間がかかりますが、愛鳥に嫌われるリスクがなく安全に確実に行うことが可能です。
インコの爪切りの方法と、爪とぎにおすすめの止まり木まとめ
- インコも爪きりが必要な生き物です。
- インコの保定方法をしっかり知っておきましょう。
- 爪に通う血管を切らないように注意しましょう。自信がない人は専門の人に頼むようにしましょう。
- 爪研ぎができる止まり木を利用するのも良い方法です。
インコの爪を伸びたままにしておくと放鳥時、じゅうたんや繊維に爪が絡まって怪我をしたり、うまく止まり木をつかめなくなるなど、弊害が起こります。
他の鳥とのケンカでケガを負わせる危険も回避できるでしょう。
爪伸びを放置していると歩行障害がいずれ全身のバランスのズレになって現れるので、爪切りはしっかりしておきましょう。
手に乗せて、爪の痛さを感じるようになったら切ってあげるようにしましょう。
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