インコの羽根が抜けることは珍しいことではありません。
しかし急に底網にびっしりあるほど羽根が抜けるとびっくりしますね。
また、地肌が見えてくるような抜け方も心配です。
今回はインコの羽根が抜ける原因と対処法と、病気と換羽の違いについて解説します。
インコの羽根が抜ける原因と対処法
- 換羽
- 毛引き
- PBFD
インコの羽根が抜ける原因として考えられるものにこれらのものが挙げられます。
生理現象によるものから、病気のものまであります。
それぞれどういったものなのか、解説していきます。
愛鳥を観察して「病気なのか」「生理現象なのか」をしっかり見極めてください。
換羽
換羽とは、気候などに応じてインコの羽根が生え変わることです。
これはどの種類のインコにもあり、換羽時期や期間はインコの種類や、飼育環境(室温・日照時間)によっても変わります。
換羽中は一晩でごっそり羽根が抜けることも珍しくないため、朝、ケージにたくさん散らばっている羽根をみてびっくりする飼い主さんも多いです。
毛引き
毛引きとはインコが自分で自分の羽根をむしってしまう病気です。
※誤字修正しました※
ひどい時は皮膚をかじってしまい、出血してしまうほどです。
原因はストレスや、病気など様々なものが複合的にあわさっていることが多く、特定が難しい面があります。
無理に治そうとしたり、「毛引きをしたのは自分(飼い主)のせい」と自分を責めたりせず、毛引きとどう上手く付き合っていくかが大切です。
PBFD
ぷぅと一緒に飼育ケースに入っていた子たちはPBFD大丈夫だったのかな?とかその後あのショップでは蔓延してないかな?とかよく考える
ショップには連絡したけど…対応はマニュアル通りって感じだったかなーこれからインコちゃん飼われる方お迎え検診をオススメします
— ぼんじゃ (@borichang) 2018年10月23日
PBFDはサーコウィルスというウィルスの感染が原因で発病する難病で、免疫力が著しく低下してしまう病気です。
この病気の症状として、不完全な羽根が生える、羽根が脱落する、変形した羽根が生えてくる、といったものがあります。
治療法が確立されておらず、食事療法などで免疫力を維持向上していく対症療法が主となります。
残念ながら予後はよくありませんが、療法の末、陰性に変わって克服した鳥もいます。
インコの羽根が抜ける病気と換羽の違い。
インコの羽根が抜けるとき、病気と換羽の大まかな見分け方として、以下のものが挙げられます。
このように、通常の換羽とそれ以外の羽根の抜け方、抜けた羽根の状態は違いがあります。
インコの状態と同時に、抜けた羽根の状態もチェックし、いつもと違う、おかしいと思ったらすぐに獣医に相談しましょう。
インコの羽根が抜ける原因と対処法、病気と換羽の違い。まとめ
- インコの羽根が抜ける原因は生えかわり(換羽)によるものと、病気によるものがあります。
- 毛引きやPBFDといった羽毛に症状がでる病気の可能性もあります。
- 抜けた羽根に異常がないかもチェックするようにしましょう。
インコの羽根が抜けるのは生えかわりである換羽であることが大半です。
インコの種類によって、ごっそり抜けたり、2~3ヶ月にわたって羽、胸、おしりなど一部分ずつ生えかわっていくこともあります。
地肌が見えるほど抜けている、生えてくるのが遅い、羽根を自分で引き抜いている、抜けた羽根がおかしいという事があれば、すぐに獣医に相談しましょう。
ストレスからくる場合は、環境や放鳥時間の調整などで改善する場合も多く見られます。
コメント
毛引きの説明のとこの文章が『換羽』となっております。
差し出がましくて申し訳ないですが、直された方がよろしいかと思い、コメントさせて頂きました。
失礼いたします。
※誤字修正しました。ありがとうございました 編集部※