インコを観察していると、くちばしにひびが・・・!割れている!といった経験はありませんか?
嘴(くちばし)はインコの手ともいえる大切な器官です。
嘴がはがれる、柔らかくなっている、大きく割れた、欠けたときは、至急獣医の診察を受ける必要があります。
嘴の異常を放置すると栄養がとれず、弱ってしまうでしょう。
今回は長くなりすぎたくちばしのカットの是非についても、自分なりにまとめてみました。
嘴(くちばし)のひび割れについて
多くのインコは年に数回嘴の先端が2~3ミリくらい削れます。
餌を食べてるときに折れたり、自分で嘴をこすって、調整したりします。
(寝るときにギョリギョリさせるアレです)
嘴は人間の爪と同じで、欠けすぎたり、折れすぎたりすると痛がりますし、出血もします。
(深い欠けや剥がれは獣医へ!)
問題は、嘴が脆くなったり、柔らかくなったりしているときです。
このときは何らかの内臓にかかわる病気の可能性があるので、早急に獣医師の診察を受ける必要があります。
嘴をカットすることについて
嘴が伸びすぎると、餌を食べにくくなったりと生きていくための行動がとりにくくなります。
そのため、長くなりすぎた嘴はカットする必要があります。
しかし先に書いたように嘴には血管が通っています。
素人がむやみに切ると、出血など事故が起こる可能性があります。
どうしてもくちばしを切るのが難しい場合は、無理せずに嘴カットをしてくれるショップや獣医師にお願いしましょう。
また、市販のおやつを使って、自分で嘴が削れるようにする方法もあります。
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「噛み癖があるからカットする」ことの是非
噛み癖のあるインコの飼い主さんが「噛むから嘴をカットする」という話をきいたことがあります。
個人的に、“噛むからカットする”というのは飼い主さんのエゴのように感じます。
じっくり付き合って、信頼関係を築いて(噛み癖を)軟化させて欲しいです。
インコのくちばしのひびや割れるのは大丈夫?くちばしのカットについてまとめ
- インコの嘴はひび割れが入ったりするのはよくあることです。
- 嘴が脆くなったり、やわらかくなった場合は病気の可能性があります。
- 嘴カットは素人がやるのは危険です。できるだけ獣医や専門知識のある人にやってもらいましょう。
嘴に異常があると、鳥は食事を取るのが困難になったり、嘴の異常を気にするあまりケージに嘴を激しくこするなどの問題行動を起こす場合があります。
放鳥時のついでにかるく嘴をさわったりして、やわらかくなってないか、もろくなってないか、伸びすぎ、欠け過ぎがないかチェックしましょう。
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