インコが飼い主や人に心を許している時のしぐさをご存知ですか?
インコは元々警戒心がとても強い動物なので、心を許すと意外な行動を見せてくれます。
今回はインコが心を許している時にするしぐさ3つと、愛鳥に信頼してもらうためにできることを紹介します。
インコが心を許している時にするしぐさ3つ
- 人の行動を追いかける。
- 自分から頭をすりよせてくる。
- 本気で噛みつかない。
インコは野生下では外敵に狙われる立場であるため警戒心が強い動物です。
知らない人には「ジャージャー」「ガーガー」「ピピピピッ!」とケージ中を飛び回ったり、羽根を逆立てて左右にゆれるなどの警戒や威嚇するようなしぐさをとることもあります。
そんなインコが人間を信頼し心を許したときに見せる可愛らしい特徴的なしぐさを3つ紹介します。
人の行動を追いかける。
人になついたインコはケージの中で懐いてる人に注目し後を追います。
餌の交換や敷き紙の交換の様子を観察していたり、じゃれ付いたりしてきます。
放鳥したら肩に乗ってきたり頭に乗ってきたり、人の後を歩いてついてくるでしょう。
人になついていない場合は逃げたり、ケージの隅で固まったりと人から逃げるような行動をとります。
自分から頭をすりよせてくる。
インコは元々警戒心が強いため、人に慣れていないインコは人に触られるのを嫌がります。
しかし人を信頼しているインコは自分から(自分の)頭を飼い主の手や肩に押し当てるようなしぐさをしてきます。
これは「頭をカキカキしてほしい」というサインです。
頭カキカキをおねだりしてあげたら、人差し指で優しく頭から頬をかいてあげましょう。
気持ちよさそうにうっとりした表情を浮かべてくれますよ。
本気で噛みつかない。
インコは心を許した人を本気で噛みません。
噛んでも甘噛みで力を加減して「あむあむあむ」と優しく噛んできます(若鳥のうちは噛み加減を学習しておらず強く噛む事もあります)。
これが本当に可愛らしいです。
しかし、不意に驚いたときや恐怖を感じた時は思わず力がはいって強く噛んでしまうことがあります。
基本的に人に慣れているインコは本気で噛むことをしません。
それは「あなたに敵意はありません、大好きです」というインコの愛情表現のひとつでもあります。
インコに好かれるために飼い主ができること
インコに好かれるにはどうすればいいのでしょうか。
それはとても簡単です。
「インコの嫌がることをしない」「いつも声をかけて優しく接する」「スキンシップをこまめにとる」ことです。
インコは自分に対して「嬉しいこと」「楽しい事」をしてくれる対象を愛し、「嫌がること」「嫌いなこと」をする対象を嫌います。
とても好き嫌いに対して素直な反応をします。
そのため、たくさん声をかけ、優しくスキンシップを毎日とってあげるとやがて警戒心が薄らいでベッタリ懐いてくれるようになります。
懐くまでの時間は個体差があります(数日~数ヶ月)が、時間をかければ少しずつ必ず懐いてくれます。
反面、しぐさや反応が面白いからとインコをおどかしたり、嫌がるようなことをするとすぐに嫌われてしまうでしょう。
愛鳥が何を喜ぶのか、何を嫌がるのかを観察して愛鳥が喜ぶことをたくさんしてあげましょう。
一旦嫌われてしまうと再び好かれるようになるには膨大な時間と忍耐が必要になります。
インコに接するときは優しく、たくさん声をかけてあげるようにしてください。
あなたの声かけや優しい接し方は必ず愛鳥に伝わります。
インコが心を許している時にするしぐさ3つ。飼い主ができる事。まとめ
- インコには心を許している人にだけみえる可愛らしいしぐさがあります。
- 人に心を許したインコは人の行動をおいかけたり、自分から頭をすりよせてくるといった行動をとります。
- 人を信用しているインコはよほどのことがない限り、本気で噛む事はしません。
- インコに信頼されるためにはインコの嫌がることをしないこと、こまめに話しかけて愛情をたっぷりかけることです。
いかがでしたでしょうか。
インコは本来警戒心が強い生き物なので、雛のうちから慣らさないとなかなか心を許しません。
愛鳥の性格や好みをしっかりと理解し、怖がる、嫌がることをしないようにすることは心を許してもらうためにはとても必要かつ基本的な事です。
心を許しているインコの全身を使った愛情表現は飼い主さんにとって何物にも代えがたいかわいらしい天使です。
インコの信頼に応えられるよう、飼い主としてたくさんの愛情を注いであげたいものですね。
コメント
インコが心を許してるときにするしぐさが全て当てはまっていてとても嬉しかったです!
私が小学6年生(12歳)の時に飼ったキボウシインコが51歳の中年を迎えてしまった現在も未だ息災です!
一生の飼い鳥と言いますが、まさしくその通りです。