インコのしつけ方に悩んでいる飼い主さんは多いと思います。
噛むことをやめてくれなかったり、思うようにケージに戻ってくれなかったり…つい感情的に叱ってしまい後から後悔、という事も多いのではないでしょうか。
実はインコは叱られることに対しての感受性が高く、間違った叱り方でそれまでの信頼関係が壊れる事がとても多いのです。
今回はインコに絶対やってはいけないしつけ方を紹介します。
インコに絶対やってはいけないしつけ方
- 手をあげる
- 甲高い声で怒鳴る
- 名前を呼んで叱る
- 時間が過ぎてから叱る
インコと人間お互いが気持ちよく過ごすためや、危険な目にインコをあわさないために一定のしつけがどうしても必要です。
しかしインコのしつけはやり方を間違えるとそれまでの信頼関係か崩れてしまう可能性があります。
今回紹介する絶対にやってはいけないしつけ方について確認し、思い当たる点があればすぐに改善するようにしましょう。
手をあげる
手をあげることはもちろん、指ではじく、押さえつけるといった暴力行為をすることは虐待になりますので絶対にしてはいけません。
インコは体が小さく、ちょっとした衝撃で骨折もしくは内臓に大きな損傷を与えてしまう危険性があります。
加えて、インコはなぜ叩かれた(痛い思いをした)のかが理解できず、飼い主に恐怖を感じて信頼関係が崩れてしまう可能性があります。
そして「また痛い思いをするかも」という恐れから問題行動がさらに悪化する危険性もあります。
甲高い声で怒鳴る
こちらも手をあげると同様、インコに恐怖感や不安感を与えてしまうだけです。
この場合「なぜ叱られたのか」「何が悪かったか」をインコは考えることはありません。
怒鳴ることでインコは一時的におとなしくなり、いうことをきいてくれたように思ってしまいがちですが、あなたを恐怖の対象と認識するようになり懐くことは難しくなるでしょう。
名前を呼んで叱る
インコにとって名前は「飼い主に呼ばれる嬉しいこと」です。
それなのに名前を呼んで叱ると、「名前を呼ばれる=いやなことがある」と誤認してしまい、名前を呼んでもこなくなる、または逃げるようになってしまうでしょう。
願いをこめてつけた名前で逃げるようになってしまうのは、飼い主にとってもつらいことです。
時間が過ぎてから叱る
いたずらなどをしたインコを叱る際、時間が経過してしまうとインコは何故叱られているか理解ができないため、何が悪かったのかを認識することができません。
そればかりか「突然わけがわからないまま叱る飼い主」と思われ、インコから距離を置かれてしまう可能性が高くなるでしょう。
インコとの信頼関係が壊れてしまったら?
インコとの信頼関係が壊れてしまったら、時間をかけてゆっくり取り戻すしかありません。
優しく声をかけ、なでてあげておやつをあげる。
とにかく時間をかけて再び信頼できる人と認識してもらうしかないのです。
インコの信頼を取り戻すには数ヶ月~時には年単位かかるかもしれません。
インコの信頼を得るのは長い時間がかかりますが、壊れるのは一瞬です。
インコに絶対やってはいけないしつけ方。信頼関係壊れる恐れあり!
- インコのしつけには絶対にやってはいけないしつけ方があります。
- 叩く、大声で怒鳴る、名前をよんで叱る、時間がたってから叱ることは絶対にやってはいけません。
- 叩いたり、怒鳴ることはインコに恐怖感を与えるだけでしつけにはなりません。
- インコの信頼関係の回復には長い時間がかかります。崩れてしまうのは一瞬です。
いかがでしたでしょうか。
しつけをおこなうときに、ついうっかりしてしまっているという行為もあったかもしれません。
特に「名前を呼んで叱る」というのは意外と皆さんしてしまっている!という人が多かったです。
叩くなどは論外ですが(汗)。
愛鳥のためを思って行っていた行為が実は愛鳥との信頼関係を壊す結果になってしまっていたとなればとても悲しいです。
思い当たるしつけ方があった人はすぐに改めていきましょう。
インコは賢いので根気良く接していけばまた懐いてくれるようになります。
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