インコはおしゃべりが上手な鳥が多いといわれています。
しかし実際飼ってみるとなかなかしゃべってくれない、教えていない言葉を勝手に覚えてしまった、という方もいるでしょう。
今回はプロが教えるインコがおしゃべりになる言葉の教え方を紹介します。
おしゃべりが得意なインコの種類
インコならどのインコでもおしゃべりが得意と言うわけではありません。
「言葉を覚えるのは得意」「言葉は苦手だけど電子音や生活音を真似るのが得意」「おしゃべり自体が不得意」というように種類によってかなりおしゃべり能力に差があります。
大まかに分類してみると以下のとおりになります(当サイト主観です、個体差があります。)。
個体差や環境によってもおしゃべり能力は変わってきます。
よくしゃべるといわれている鳥でも、苦手な個体もいますし、その逆もあります。
また、オスは喋るけれど、メスは喋らないということもあります。
こればかりはインコの個体差やおしゃべりに対する興味によっても変わっていきますので、ショップなどで「おしゃべりが得意な子」を選び出してお迎えするのは難しいでしょう。
インコのオスとメスはどっちがしゃべる?
インコが喋るのは求愛行動の延長という場合が多いため、オスがよくお喋りをしますが、メスが全く喋らないわけではありません。
歌うことが大好きなメスもいますので、このあたりは個体差もでてきます。
性別の特徴が出てきた若い鳥をお迎えするのもひとつの方法です。
オカメインコならノーマル腫なら顔が黄色くなるのがオス(他の種類は見分けが難しい場合があります)、セキセイインコは生後1ヵ月過ぎるあたりから鼻の色が青く変わってきたらオスです。
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プロが教えるインコのおしゃべりの教え方
- トレーニングは1回5分が限度。
- 「こんにちは」「(名前)ちゃん」など短いフレーズから始める。
- 1語ずつ確実におしえていく。
- 少しでもしゃべったらほめてあげる。
インコに言葉を教えるために必要な環境は「静かな環境」で「1対1」で教えることです。
インコが飼い主の言葉、くちびるの動きに集中できる状況を作りましょう。
教えたい言葉を教えるまで、日々のお世話の中でも繰り返して話しかけることも大切です。
トレーニングは1回5分が限度。
教える時間は1回5分程度にしましょう。
あまり長い時間教えるのはインコの集中力が途切れ、やがてトレーニングそのものが嫌になってしまいます。
トレーニング=嫌な事と認識してしまうと、しゃべらないばかりか、飼い主さんを避けてしまうでしょう。
インコのおしゃべりトレーニングは、焦らずじっくり毎日コツコツ短期集中がポイントです。
「こんにちは」「(名前)ちゃん」など短いフレーズから始める。
「こんにちは」「おはよう」「(名前)ちゃん」など、1~2秒でしゃべれる短いフレーズからまず教えましょう。
最初から3秒以上の単語を教えるのは難しく、覚えにくいといわれています。
覚えた言葉が増えていくたびに、少しずつ長い単語を覚えてくれるようになります。
1語ずつ確実におしえていく。
一つの単語を覚えてから、次の単語を教えるようにしましょう。
覚え切れていないのに次から次へと単語を増やすのは混乱しますし、インコも疲れてしまいます。
トレーニングは、飼い主さんとの楽しいコミュニケーションの延長であることが大前提です。
ひとつの単語を覚えてから、次の単語を教えるようにしましょう。
また、忘れることがないように、教えた単語も反復して教えることが大切です。
少しでもしゃべったらほめてあげる。
少しでもしゃべれたら、「イイコだね~!できたね~!」とたくさんほめてあげましょう。
インコは自分が喋った言葉に対して飼い主が喜ぶリアクションをしたことをしっかり認識し、「飼い主が喜んでくれた!」と喜びます。
この経験をへて、インコにとって言葉を覚えることが新しい楽しみになります。
プロ直伝!インコがおしゃべりになる言葉の教え方!まとめ
- トレーニングは1回5分が限度と心得ましょう。
- 「こんにちは」「(名前)ちゃん」など短いフレーズから始めてください。
- 1語ずつ確実におしえていきましょう。同時並行で複数教えると混乱します。
- 少しでもしゃべったらほめてあげましょう。
いかがでしたでしょうか。
インコに言葉を教えるのはトレーニングとしてではなく、飼い主さんとのスキンシップの一環で教えるようにしましょう。
決して無理強いをせず、楽しく笑顔で教えてあげてください。
インコとのトレーニングはまず人もインコも楽しむこと。これが一番重要です。
1語覚えたらそれを皮切りにどんどん覚えてくれるようになります。
最初の1~2語が難しいですが、じっくり愛鳥のペースで気長に教えていくようにしてください。
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