放鳥中のインコの事故でよくあるのが、誤飲です。
飼い主がちょっと目を話した隙に誤飲し、何かしらの症状が出た後、飼い主が気づくことも…。
インコの誤飲になりやすいケース、症状、誤飲防止&対処法をまとめました。
インコが誤飲しやすいもの
インコが誤飲しやすいものは、主に以下のものが多いです。
- 錠剤/粉薬
- 洗剤
- プラスチック類
- ビニール類
- ビーズ
- 糸くず
- ゴム類
- 金属類
などが特に多く、報告されています。
壁やカーテンをかじることで起こる薬品中毒、鉛中毒もあります。
誤飲する状況は圧倒的に放鳥中です。
飼い主がちょっと目を離した時に、起こることが多いです。
インコはかじる力が意外と強く、かじって遊んでいるうちに金属片を砕いて飲んでしまっているという事も十分ありえます。
また、ケージ内に入れたおもちゃが壊れてしまい、部品で遊んでいるうちに飲み込んでしまったというケースも多く報告されています。
「まさかこれを噛んだり、遊んだりしないだろう」と思い込まず、インコにとって危険なもの、触って欲しくないものは、(インコが)届かないところに、飼い主が意識して仕舞うように心がけてください。
インコが異物を誤飲した場合の症状
インコが何を誤飲したかでも、症状は変わってきます。
- 異物が詰まったことによる食欲不振。
- 歩調が乱れる、止まり木にとまれない。(薬物中毒の精神症状)
- 元気がない。
- 何かを吐くような症状を繰り返す。
急性の場合、症状が意外と少なく、症状が悪化する速度が発見より早く、重症化するケースが多いです。
金属中毒の場合は少しずつ蓄積され、突然症状となって現れることがあります。
薬物の誤飲の場合、ふらつき、嘔吐、痙攣など、急性症状が現れやすい傾向です。
いつもと違うと感じたら、決して様子見をせず、病院へ電話して指示を仰ぎましょう。
インコの誤飲の防止、対処法
誤飲の対処法として、これらの対策をしましょう。
- ゴミ箱は蓋付のものにする。
- 錠剤、糸くずなど、細かいものは放鳥前に片付け、蓋付きケースにしまう。
- 電気コードなどは、できるだけまとめ、インコがかじらないようにカバーをつける。
- 放鳥中は別の部屋にいかない。
- インコ専用のおもちゃでも壊れてきたら破片が誤飲の元。時々チェックして取り替える。
どれも飼い主さんが気をつければ大半が防げるものなので、できる範囲で対策をとりましょう。
何より、放鳥中は愛鳥から目を離さないことが大切です。
これが誤飲防止の大きなポイントであり、万一何かあっても、インコの行動を医師に伝えられるので、より的確な治療が受けられます。
インコの誤飲!錠剤、洗剤、プラスチック、ビーズ 症状と対処法!まとめ
- インコの誤飲は非常に多く、特に錠剤、洗剤、プラスチック、ビーズなど。
- 食欲不振や元気がない、急性の場合は痙攣などが起こります。
- 放鳥前に、誤飲しそうなものは片付け、放鳥中は目を離さないこと。
インコは人間が思っている以上に好奇心が強く、何でも口に入れたがります。
特に飼い鳥は危険予知や警戒意識が低いので何でもかじってしまいます。
人間が予想のつかない遊び方をしてしまうのがインコです。
放鳥中はしっかり愛鳥とコミュニケーションをとって、目を離さないようにしましょう。
そして何かあったら、すぐ病院に連れて行きましょう!
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