インコや鳥類は不調を隠す動物といわれています。
不調が表面化してきたときはすぐに病院に連れて行かなければいけないほど調子が悪くなっている事が多いです。
インコが調子が悪いときどのような行動をするのか、飼い主さんは毎日のお世話の中で愛鳥の不調をいち早く感知して対処しなければいけません。
今回はインコが調子が悪い時の行動について解説します。
インコが調子が悪い時の行動
- 目を閉じてうずくまる
- 羽根を膨らませている
- 食欲が落ちている
- 羽根を浮かせている
- 口を開けて呼吸をしている
インコが調子が悪い時にみせる行動として、これらの行動があります。
インコは基本的に不調を隠す習性がありますので、常にこの行動をしているとは限りません。
むしろ飼い主さんが目を離したときにこういった行動をしていることが多いのです。
目を閉じてうずくまる
インコは不調になると目を閉じてケージの隅や止まり木の端っこでうずくまるようになります。
普段はケージを行ったりきたりして元気に過ごしているのに、ある日突然うずくまるようになった場合、明らかに体調を崩しています。
様子見をせずにすぐに保温して病院に連れて行ってください。
羽根を膨らませている
羽根を膨らませているときは、寒さを感じているときが多いです。
気温が急に低くなっていませんか?
インコの適温の温度を確認し、すぐに保温をしましょう。
冬場の夜間のインコのケージには必ず布をかぶせるようにしてください。
インコのケージに布一枚かけなかったばかりに、凍死してしまうこともあるのです。
食欲が落ちている
インコにとって食欲が落ちるということは致命的といえます。
インコは飛ぶためにエネルギー消費が激しく、他の生き物のように食いだめができないため食べない=すぐ弱ってしまうのです。
1日近く食べていない場合は緊急事態です。
「そのうち食べるだろう」などと考えずにすぐに病院へ連れて行くか、可能なら強制給仕を開始してください。
医療スタッフにやってもらうようにしましょう。
羽根を浮かせている
インコが羽根を浮かせているときは「暑さを感じているとき」です。
また、羽根を前におろしているときは何らかの不調か、骨折の可能性が疑われます。
室温を確認して空調を調節する、病院にすぐ連れて行くなどの対処が必要です。
口を開けて呼吸をしている
はあはあと口をあけて呼吸している場合は気体の中毒、呼吸器の異常や、風邪などの体調不良が進行した状態であることが多いです。
この場合救命が難しいことが多く、何もしないと開口呼吸から数時間で落鳥してしまうことが多いです。
一刻も早く病院へ連れて行きましょう。
インコが調子が悪い時の行動。早期発見が重要!必読!まとめ
- 鳥は「不調を隠す」本能があります。
- 目を閉じてうずくまる、羽根を膨らませている、食欲が落ちているなどの行動や異変があれば様子見せずに病院へ連れて行きましょう。
- インコの不調は様子見や自然回復で治るのを待つのは難しいです。病院へ連れて行きましょう。
インコは自然界で被捕食者の立場のため、捕食者に弱っていることを悟られないために、不調を表に出しません。
しかし飼い主さんならわかる不調のサインやいつもと違う行動があるはずです。
「何かおかしいな?」「いつもとちがうな?」と感じたら、その直感を疑わずに病院へ連れて行きましょう。
何もなければ定期健診の代わりになったと思えばいいですし、何かあったら早期発見につながるかもしれません。
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