「インコのくちばしが伸びてきた気がする」「愛鳥のくちばしが伸びすぎているけど切るにはどうすればいいの?」といったことはありませんか。
インコのくちばしは爪のようなものとよく例えられますが、実はくちばしはインコの健康のバロメーターであり、安易に切ると大変なことになる場合があります。
今回はインコのくちばしが伸びる原因と病気について解説していきます。
インコのくちばしが伸びる原因と病気
- かじるものがない
- 日光浴不足
- 栄養の偏り
- 内臓の病気の可能性(肝臓など)
インコはギョリギョリとくちばしを自分ですり合わせて調整する習性があります(寝る前などにみられる行動です)。
本来なら、くちばしが伸びすぎることも飼い主の手でカットする必要性もありません。
しかし、いくつかの原因によりインコのくちばしが伸びていくことがあります。
それぞれ順番に詳細をみていきましょう。
かじるものがない
かじり用おもちゃやカトルボーンなど、かじる専用のおやつやおもちゃがケージにないとくちばしを削る機会がなく伸びてしまいます。
また、インコはかじることでストレスを解消する側面もあるため、精神的な安定にも必要不可欠です。
特に大型インコは退屈な毎日に大きなストレスを抱え、毛引きなどの病気になってしまいます。
インコのケージには最低2つのかじれるおもちゃを入れ、飽きないように定期的に交換するなど工夫をしましょう。
日光浴不足
日光浴が足りないと、インコはビタミンD3を生成できず、体にカルシウムを吸収することができません。
カルシウムが足りないと、骨格形成、爪やくちばしの伸長に異常が生じてしまいます。
そのため、インコにとって日光浴は非常に大切です。
1日10分程度の日光浴を、愛鳥の様子をみながら最低週3~4日続けましょう。

長時間の日光浴はかえってインコの体調を崩してしまいます。
野良猫やカラスなどの外敵が狙っている可能性もありますので、日光浴中は目を離さず愛鳥の様子をみてあげてください。
栄養の偏り
シード食が主食のインコは、栄養が偏りやすい傾向にあります。
特にひまわりの種、麻の実は嗜好性が高く、肥満の原因になりやすい傾向にあります。
シード食中心のインコはビタミンサプリや野菜、くだものといった副食をバランスよく与えるようにしましょう。
ペレット食の場合は、ビタミンサプリの添加をする必要はほとんどありません。
ペレットの注意書きをよく読んで与えてください。
内臓の病気の可能性(肝臓など)
肝臓や内臓、代謝などに何らかの問題があるとくちばしなどに現れる場合があります。
インコは全身が羽毛に包まれているため、不調がわかりづらい分、くちばしや爪は異常がみつかりやすいです。
食事やかじり木おもちゃなどの環境に思い当たることがない場合、内臓の病気の可能性があります。
くちばしの異常より大きな症状があらわれる前に病院に連れて行きましょう!
インコのくちばしは飼い主が削ってよいの?
「インコのくちばしは、爪と同じようなもの」としばしば例えられますが、インコのくちばしは神経が通っており、切られることで痛みを感じます。
そのためほんの少し削っただけで食欲を無くしたり、体調を崩したりすることがあります。
くちばしを削っても問題ないのか、削ったときのリスクなどをよく主治医と相談したうえで、獣医さんや専門の人に削ってもらいましょう。
人にとっては「ほんの数ミリのくちばし削り」かもしれませんが、インコにとっては食欲を失ってしまうほどの大きなストレスになることもあります。
インコのくちばしが伸びる原因と病気。実は様子見は危険!まとめ
- インコのくちばしが伸びる原因は環境、栄養、病気によるものがあります。
- 栄養管理をきちんとしたり、日光浴を習慣づけることで改善されることがあります。
- くちばしは爪以上に繊細な器官なので、素人が削ったり切ったりするのは危険です。
インコのくちばしは爪のように毎日伸びていきます。
たいていの場合はインコ自身が調整するので伸びすぎることはありません。
しかし、何らかの原因で伸びるほうが早い、削るのが追いつかない場合があります。
原因をすばやくみつけて、適正な対処をしましょう。
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