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鳥インフルエンザの症状、対策と人間への感染の影響について。

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鳥インフルエンザという鳥に対して強い感染性を示す病気がしばしば話題になります。

これは野鳥を中心に広がりますが、家畜の鳥や、飼い鳥も感染する恐ろしい病気です。

鳥インフルエンザの主な症状や、感染を防ぐ対策、人に感染したときの影響などをまとめました。

鳥インフルエンザとは

とりインフルエンザ

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスが引き起こす鳥の病気です。

鳥インフルエンザウイルスは病原性によって高病原性鳥インフルエンザウイルス、低病原性鳥インフルエンザウイルス等に分類されています。

高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した鳥は、その多くが死んでしまいますが、低病原性鳥インフルエンザウイルスに感染すると、症状が出ない場合もあれば、咳や粗い呼吸などの軽い呼吸器症状が出たりする場合があります。

報道され、感染鳥の隔離や処分が行われてしまうのは「高病原性鳥インフルエンザ」がほとんどです。

鳥インフルエンザの感染経路

鳥インフルエンザウイルスへの主な感染経路は以下のものが確認されています。
(鳥から鳥、鳥から人も含む)

  • 感染鳥の羽毛や排出物の吸い込み。
  • 感染鳥との接触。
  • 鳥インフルエンザが発生した場所への立ち入り。
  • 野鳥との接触

このような感染経路で鳥から鳥、鳥から人に感染することが確認されています。

海外では極稀に人から人へ感染したことが疑われる事例も報告されています。

日本では感染したニワトリなどの家畜や施設の消毒を徹底的に行っているため、通常の生活では感染することはほとんどありません。

鳥インフルエンザが発生した現場や地域を面白半分に見に行ってはいけません。

感染鳥との接触からの感染の恐れだけでなく、付着したウイルスを他の場所に広げる可能性が出てしまうからです。

鳥インフルエンザの症状

鳥インフルエンザの症状、対策と人間への感染の影響について。

鳥インフルエンザへの感染が疑われる症状は以下のとおりです。

  • 突然の高熱
  • 咳や鼻づまり、鼻水。
  • だるい、ぼーっとするなどの倦怠感。
  • 筋肉痛

鳥から人に感染した場合の症状は、風邪ににた症状なので、風邪と間違われやすいです。

鳥と接触してこれらの症状が出た場合は、病院にいき、「鳥と接触したor鳥を飼育している」ことを告げましょう。

鳥インフルエンザに感染した鳥の症状は、「元気がなくなる」「おなかがゆるくなる」「足の皮下出血」「くしゃみ、咳などの呼吸器症状」などが現れます。

感染してしまった場合、飼い鳥でも隔離、処分の対象になりますが、飼い鳥をわざわざ鳥インフルエンザ発生地域に連れて行くなどをしない限り、その感染確率は限りなくゼロに近いので安心してください。

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鳥インフルエンザの対策

  • 野鳥にむやみに触らない、野鳥の死骸を触らない
  • 発生地域に近づかない。
  • こまめに飼育ケージや飼育用品を掃除する。
  • 口移しなど濃厚な接触をしない。
  • 触ったあとは手を洗う。
  • ペットショップから帰宅したら、愛鳥と接触する前に手洗いと着替えを。

鳥インフルエンザを一番媒介するのは、渡り鳥などの野鳥だといわれています。

そのため、野鳥をむやみに触るのは絶対にやめましょう。

弱った野鳥や野鳥の死骸があった場合は保健所などに連絡し、専門の人たちにお任せしてください。

飼育用品のこまめな清掃や口移しをしないこと、触ったあとは手を洗うことは鳥インフルエンザだけでなく、他の感染症への対策にもなります。

ペットショップからの帰宅は特に様々な病気の愛鳥への感染のリスクが高まりますので、着替えて手洗いしてから触るくらいの徹底さが推奨されます。

むやみに鳥を捨てるのは絶対にやめましょう!

鳥インフルエンザの症状、対策と人間への感染の影響について。

「感染が怖い」「移りたくない」と、感染の恐ろしさだけが先行して飼育している鳥を捨てるというケースがたびたびあります。

鳥インフルエンザを含めたこれらの感染症は、周囲を清潔に保つ、汚染場所に近づかないなどの日ごろの衛生管理がされていれば全く怖くはありません。

日本全国に養鶏場が星の数ほどある中、発生した件数はわずか数例です。

それほど日本の衛生管理、防疫は徹底されています。

例えば、養鶏場が近くにあるという場合は、日光浴のときに気をつける程度で問題ありません。

感染が怖いからと、安易な知識と感情で愛鳥を捨てることは絶対にやってはいけません!!。

鳥の感染する病気の理解についてはこちらもあわせてどうぞ。
check!●鳥&インコから人に感染する病気や感染症の正しい知識を!
check!●オウム病の症状と原因、治療法について。

鳥インフルエンザの症状、対策と人間への感染の影響について。まとめ

  • 野鳥にむやみに触らない、野鳥の死骸を触らない
  • 発生地域に近づかない。
  • こまめに飼育ケージや飼育用品を掃除する。
  • 口移しなど濃厚な接触をしない。
  • 触ったあとは手を洗う。
  • ペットショップから帰宅したら、愛鳥と接触する前に手洗いと着替えを。

鳥インフルエンザはたびたび報道され、国単位で対策が行われている恐ろしい病気です。

しかし通常の生活内で感染することはほとんどありません。

日ごろから衛生管理をしっかりしましょう。

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