コザクラインコは一般的に寒さに強く、湿度に弱いインコといわれています。
しかし、保温対策をしなくても良いわけではありません。
特に最初の冬を迎える若鳥や老鳥、病鳥はしっかり保温する必要があります。
今回はコザクラインコの冬の寒さに対する保温対策について解説します。
コザクラインコの冬の適温
コザクラインコの年齢別、冬の室温の目安は下記のとおりです。
- 生後1年未満:25~30℃
- 1~9歳の成鳥:18~25℃
- 10歳以上の老鳥:25~30℃
- 病鳥:30℃
初めて冬を迎える若鳥や、老鳥、病鳥は高めの温度で保温する必要があります。
健康な成鳥は、あまり過保護に保温し過ぎると、体質的に弱くなってしまうので、若干冬を感じさせるくらいの温度帯でも大丈夫です。
※ただし、急な温度低下は厳禁!!
羽根を膨らませている場合は寒さを強く感じていますので、すぐ保温してあげましょう。
保温する時のポイント
保温する時は、鳥専用のヒーターやサーモスタットを使い、ケージ内の空気を暖めるのがポイントです。
足場だけを暖めるサーモパーチや、酸欠のリスクが高いホッカイロでの保温は短時間や移動中なら大丈夫ですが、メインの保温方法としては不適切です。
ケージの周りにビニールシートをして、暖めた空気を逃がさず、なおかつ少々空気を通し、新鮮な空気も入るようにしましょう。
詳しい方法は、こちらでも書いていますので、あわせてチェックしてみてください。
■インコの冬の過ごし方。保温の温度と寒さ対策まとめ。
ケージに布をかけることの大切さ
冬の夜は特に、寝かせる前にケージに布をかけるのを絶対に忘れてはいけません。
インコは隙間風や冷気の流れに非常に弱いです。
ケージに布一枚かけなかったせいで、凍死してしまったという悲しい話が非常に多いのです。
冬場のインコの突然死の約半数は凍死です。
ケージにかける布は命綱と考え、カバーをしっかりかけてあげましょう。
ケージのカバーは暗くして就寝を促すだけでなく、冷気からインコを守るの効果もあるのです。
コザクラインコの冬の寒さと保温対策!これだけは必須!まとめ
- コザクラインコは寒さに強い傾向ですが、無保温はNG。
- 成鳥は冬の寒さに寒さに慣らすのも大切です。
- 冷気の流れに非常に弱いので、凍死には気をつけましょう。
コザクラインコは、健康な個体なら、寒さには強い傾向にあります。
そのため、保温を行わないという人も多くいますが、突然の寒波や厳寒期に耐えられる保障はありません。
いつもインコのコンディションが万全ということもありません。
冬場は保温をして、快適な温度帯を常に維持できるようにしましょう。
コメント