折角お迎えしたコザクラインコが慣れてくれない、手にのせてもすぐに手から逃げてしまう…こういう経験をされた飼い主さん、とても多いと思います。
実は、お世話のときに何気なくやっていることが、コザクラインコに嫌われたり、手を避ける原因になっていることがあります。
今回はコザクラインコが手から逃げる時の対策と、嫌われてしまう3パターンを解説します。
すぐチェック!コザクラインコに嫌われる3パターン
- 後ろからつかむような持ち方をしている。
- 手に乗るとすぐにケージに連れて行く。
- ケージに入れたらそのままふれあいが終了になる。
例えば「指に乗る→おやつがもらえる」という記憶なら、指に乗ることを大好きになりますし、「ケージに戻る→放鳥終了」と認識すればケージに戻ることを嫌がるでしょう。
インコにとって嫌な事、つまらないことに結びつく飼い主さんの行動は嫌い、積み重なることで飼い主さんから距離を置くようになるのです。
言わずもがなですが、手で叩くなどをすると手を嫌うようになることはもちろんのこと、虐待行為になりますので絶対にやめましょう。
インコの飼育やしつけに叩くことは必要ありません!
後ろからつかむような持ち方をしている
コザクラインコが手を嫌いだした理由として一番多いのは、これではないでしょうか。
インコは後ろから捕まれることを本能的に嫌います。
これはワシやタカなどの捕食者が、背中から襲ってくることに由来しています。
そのため、後ろからつかむと「おそわれる!こわい!」という気持ちになり、手を怖がるようになるのです。
手に乗るとすぐにケージに連れて行く。
ケージに連れて行くために手や指に乗せることは必要です。
しかし、ケージに戻すだめだけに手や指に乗せていると、「手や指に乗せる=ケージに戻されてしまう!」と学習し、手から逃げるようになります。
ケージに入れたらそのままふれあいが終了になる。
ケージに戻したらそのまま放鳥時間が終わり、飼い主さんもどっか行ってしまった。
これはコザクラインコにとってとても寂しいことです。
ケージに入る=飼い主さんが構ってくれなくなると学習した結果、ケージに戻らない、手に乗らない、飼い主が嫌いになっていくのです。
コザクラインコが手から逃げる時の対策
- 前からすくうように持つ。
- 手に乗せてスキンシップやおやつをあげたりするのを意識する。
- ケージに入れてもそのまま遊んであげる。
前からすくうように持つ。
インコを指に乗せる時は、おなかの前に人差し指を止まり木のように添えて、おなかをしたから軽く押すようにすると反射的に乗ります。
乗ったら「イイコだね~!」と思いっきりほめて、オヤツを与えてください。
これを続けることで、指に乗る=嬉しい!と学習してくれるようになります。
笑顔で高めの声で「いいこだね~!」とたくさんほめてあげてください。伝わります。
手に乗せてスキンシップやおやつをあげたりするのを意識する。
指に乗せることは移動手段ではありません。
スキンシップの場なのです。
指にのせたまま声をかけたり、ナデナデしたり、おやつをあげたり、コザクラインコが喜ぶことを沢山してあげましょう。
インコは嬉しいこと、楽しい事に純粋です。
指に乗ることの嬉しさ、楽しさを学習することで、少しずつ自分から指に飛んでくるようになりますよ。
ケージに入れてもそのまま遊んであげる。
ケージに戻したら放鳥終了!飼い主も別のところへ…だとインコはケージに戻ることを嫌がるようになります。
ケージに戻した後もケージ越しに「今日は楽しかったね~また遊ぼうね~」とたくさんほめてあげる、オヤツを与えましょう。
これを続けることで「ケージに戻っても飼い主はそばに居て楽しい事がある!」と認識してもらえるようになります。
コザクラインコが手から逃げる時の対策。嫌われる3パターン!まとめ
- コザクラインコにとって、手が嫌なもの、こわいものに思われていませんか。
- 手に乗ることで楽しい事が終わる、放鳥が終わるサインになっていると手から逃げるようになります。
- 優しく指にのせ、オヤツをあげながらたくさんほめましょう。
- 飼い主さんの嬉しい表情、声色は伝わります。気持ちを前にだしてほめるようにしてください。
いかがでしたでしょうか。
コザクラインコは飼い主の感情をすばやく感知することができる、思いやり深いインコです。
叱らなくてもほめる行動を伸ばす育て方でどんどん賢く、理解を深めていきます。
学習速度はゆったりしていますが、必ず覚えてくれますので、インコのペースで付き合ってあげてください。
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