冬が近づくと、インコの保温を考えなければいけなくなります。
インコにとって寒さは大敵です。
特に最初の冬を迎える若鳥や、体調がよくない病鳥、老鳥はしっかり保温をしてあげなければいけません。
インコが寒い時に行うしぐさを見逃すと保温できずに弱らせてしまいます。
今回はインコの寒い時にだすしぐさ、サインを解説します。
インコの寒い時のしぐさ
- 全身の羽毛を立てて膨らむ。
- 頭を後ろに回して背中の羽毛にうずめる。
- 足が冷たくなっている。
インコは全身の羽毛をふくらませて、温めた空気を外に逃がさないようにすることで、寒さから身を守ろうとします。
寒さを感じるくちばしや、顔部分を背中の羽毛にうずめて放熱を防ぐのです。
※眠る時もくちばしを背中の羽毛にうずめますが、これは寝ているときにくちばしを冷やさないようにする行動です。
こういった行動をインコがとっているときは、寒いと感じている時です。
すぐに保温器具を使って保温してあげてください。
毎年使う保温器具は、オフシーズン中に壊れてしまうこともあります。
必ず冬が来る前に使えるかを確認し、急な故障に備えて予備を買っておきましょう。
体調を崩すこともあるので放置は危険!
人間以上に、インコにとって寒さを感じる時は体調を崩したり、弱ってしまうことに繋がることが多いです。
寒がっている状態を半日放置すると、ほぼ間違いなく体調を崩すと考えてください。
また、室温が適温で暖かいのに、インコが膨らみ続けている場合は、免疫力が落ちたりして病気になっている可能性があります。
保温を続けて病院にすぐ連れて行きましょう。
保温器具は専用ヒーターを使いましょう
インコの保温は、インコを単に温めるというだけでは効果が薄くなります。
インコは暖かい空気を呼吸で取り入れることにより、保温します。
ですので、インコの保温=インコの周囲の空気を温めることと考えましょう。
毛布などをケージにかけただけだと、冷気を遮断しただけで、保温とは違います。
カイロなどは温度調整ができず、高温過ぎてやけどになったり、時間の経過で冷たくなったりと、安定した保温は期待できません。
インコの保温は専用のヒーターを使うようにしましょう。
他の動物用のヒーターは温度が高過ぎたり、保温システムがインコにあわない場合がほとんどなので、必ず専用のものを使うようにしてください。
インコが寒い時のしぐさについて。ふくらむ状態の放置は危険!まとめ
- インコは寒いと羽毛を膨らませ、くちばしを背中の羽毛にうずめて放熱を防ぐしぐさをします。
- 寒がっている状態を放置すると、ほぼ間違いなく体調を崩してしまいます。
- 専用のヒーターを準備し、できれば予備も買っておきましょう。
インコにとって、保温は生命線です。
体調を崩した時、保温できるかどうかが、元気になれるかどうかの分かれ目になります。
保温器具は一年どの季節でもバッチリ使えるようにしておきましょう。
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