水分が多くなるフンを排出する水分過多便は放置してはいけません。
長く続くと体力の消耗、体重の減少に繋がる危険があります。
特にオカメインコは水分過多便になりやすい傾向にあります。
今回は「インコの水分過多便」の原因になりやすいものと、対策について紹介します。
水分過多便とは
インコ類は、フンとお小水を一緒に排出する動物です。
フンの周りの水分がいつもより多い状態になることを「水分過多便」といいます。
数日続くと、体重の減少や、食欲減退など、全身状態が悪くなる場合があります。
目安として、2日以上水分過多便が出たら病院に行きましょう。
(それ以外でも様子がいつもと違う場合は、病院へ!)
インコの水分過多便の原因
水分過多便の原因はいくつかあり、それらに加えて、飼育環境の変化や生活の変化など様々な要因が絡み合う場合があります。
ここでは、「換羽」「塩土」といった代表的な原因を紹介します。
1.換羽
換羽になると、水をよく飲むようになるので、水分過多便になるというインコがとても多いです。
換羽時期におこるのであれば、原因は換羽であることが多いですが、水分過多便状態が、長く続くことは、腸内細菌の乱れになりますので、お水に鳥専用乳酸菌を溶かすのがおすすめです。
2.塩土
塩土を取りすぎると水分を多く欲しがるようになり、水分過多便になる原因になります。
塩土はミネラルがあり、とても大事なのですが与えるのは1ヶ月のうち、一週間から、二週間に一度くらいで十分です。
通年ケージに入れっぱなしは、おすすめしません。
一度入れた塩土を取り出してまた入れるときは、表面を薄く削ってあげると衛生的にも良いでしょう。
オカメインコの水分過多便の原因と対策。換羽と塩土に注意!まとめ
- インコの水分過多便は体力の消耗に繋がりやすい。
- 換羽や塩土の取りすぎによる水分量増加が原因の場合が多い。
- 病状や個体差があります。自己判断、治療は禁物。必ず獣医に診せましょう。
水分過多便はインコにはやや見られる症例です。
毎日のお世話の中で便がゆるい状態が数日続く場合、飲水量が急に増えたといった場合は様子をみずに獣医さんの診察を受け、診断を仰ぎましょう。
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