健康診断や体調不良、怪我などでインコを病院に連れて行く機会があると思います。
実はインコを病院に連れて行く際、知っておくべきマナーがあり、これらのマナーを守らないと診察や治療面で損をする場合があります。
今回はインコを病院に連れて行く時に絶対覚えておくべき5つのマナーについてお話します。
インコを病院に連れて行く時に絶対覚えておくべき5つのマナー
- 来院前に電話を入れておくこと
- 待合室ではキャリーは足元もしくは膝上に置くようにする
- 来院しているほかのペットに勝手に触らない
- 指示があるまでインコをキャリーから出さないこと
- 自分で勝手に病名を決めないこと
インコを病院に連れて行く際、これらのマナーを最低限守るべきと考えます。
獣医さんも看護師さんも人間です。
マナーをしっかり守れる飼い主さんの愛鳥は(無意識にせよ)「元気にさせたい」と治療への姿勢が変わってくるといいます。
(マナーが守れない飼い主さんのペットの診察が適当・手抜きというわけではありません)
それぞれ具体的にはどういうことなのか、説明していきます。
来院前に電話を入れておくこと
動物病院に来院する前に連絡を入れるというのは実はマナーです。
事前に連絡を入れておくことで、動物病院もそれに合わせて準備をしてくれます。
インコの場合は特にインコを診察できるかどうかの確認も必要です。
インコの種類、症状を伝え、受診は可能なのか、可能ならいつ頃なら予約できるのかを前もって電話などで伝えて確認しておきましょう。
待合室ではキャリーは足元もしくは膝上に置くようにする
これは電車の荷物の置き方に関するマナーとも共通しています。
病院の待合室ではペットキャリーは足元もしくは膝上に乗せるようにしましょう。
椅子におくと座席をより多く占領してしまう、または床に置くこともあるキャリーを座席に置くことは不衛生になるのでマナー違反です。
混雑時はキャリーは必ず座席の下か膝の上に置くようにしましょう
。
来院しているほかのペットに勝手に触らない
飼い主の許可無く来院しているほかのペットに勝手に触ってはいけません。
病院に来ている子ですから、元気そうに見えても伝染病などにかかっていたり、急に触られることによりとっさの攻撃をしてくるかもしれません。
また、元々人見知りで家族以外の人から触られるのが苦手な子かもしれません。
不用意に触って怪我をしても、それはあなたの不注意となります。
「あのわんちゃん可愛い~」などと思っても不用意に触ってはいけません。
触るときは飼い主さんに一言伝えて了解を得てから触るようにしてください。
指示があるまでインコをキャリーから出さないこと
待合室はもちろん診察時、指示があるまでインコをキャリーから出さないようにしましょう。
「うちの子は慣れてるから」と待合室でキャリーから出している人をみかけますが大変危険です。
いつもと違う場所、危険を察知したインコのとっさの力や行動は飼い主でも対処できません。
動物病院の待合室にいるのは人間だけではありません。
インコの天敵になる犬や猫もいます、犬や猫がインコに飛び掛っていったらひとたまりもありません。
万が一の事故や脱走を防ぐためにも医療スタッフの指示があるまでキャリーからインコを出さないようにしましょう。
自分で勝手に病名を決めないこと
これは知らずにやっている飼い主さんが多いマナー違反です。
「うちの子は風邪かもしれない」「○△感染症かもしれない」と飼い主さんが自分で勝手に病名を予想しないようにしましょう。
症状、検査や検査結果から病名を確定させ、治療方針を決定するのは獣医さんの役目です。
飼い主さんの素人判断で病名を告げないようにしましょう。
獣医さんからするとあまり気持ちの良いものではないそうです。
獣医さんには愛鳥の異変や症状など感じたことや尋ねられたことを答えるのにとどめましょう。
インコを病院に連れて行く時に絶対覚えておくべき5つのマナーまとめ
- 来院前に電話を入れておくこと
- 待合室ではキャリーは足元もしくは膝上に置くようにする
- 来院しているほかのペットに勝手に触らない
- 指示があるまでインコをキャリーから出さないこと
- 自分で勝手に病名を決めないこと
いかがでしたでしょうか。
インコを動物病院に連れて行く際に覚えておくべきマナーについて3つお話しました。
知らず知らずにやっていたことも多いのではないでしょうか。
動物病院はインコにとって家とはまったく違う環境、始めてみる人たちや知らない動物がいっぱいいます。
とっさの行動で逃げてしまったり、襲われて怪我をしてしまう、または怪我を負わせてしまうかもしれません。
そういったことにならないように動物病院のスタッフの指示や院内のルールを確認して守りましょう。
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