インコが病院に運び込まれる例として意外に多いのが「インコを踏んでしまった」というケースです。
人間が気をつけておけば、未然に防げた事故の場合が多いです。
今回はインコを踏んでしまったときの対処法と、予防方法を紹介します。
事故を起こしてしまった人、起こしていない人も是非お読みください。
インコを踏んでしまったときの対処法
どんな状態でも、どこを踏んでも必ず病院に大急ぎで連れて行ってください。
一見元気にみえても、内臓を損傷して、出血が体内で止まらず、数時間や数日後に急変ということもあります。
羽根の骨折は早く適切な治療をしないと、二度と飛べなくなるかもしれません。
プラケースにいれて保温した上で獣医さんに連絡をとり、すぐに連れて行きましょう。
インコを踏んでしまうことがないように、予防方法!
先に書いたように、インコを踏んでしまったあと、飼い主がすることは、いかに迅速に獣医さんに診せるかです。
そしてその予後は、踏んだ箇所、状況、その後の治療に左右されます。
こういった放鳥中の悲しい事故は未然に防げるものです。
下記の点を今一度気をつけてみましょう。
・放鳥前に家族全員に放鳥することを伝える。
・インコの位置を常に目で確認して行動する。
・ながら放鳥をしない。
・布類や箱類の管理を注意する。
それぞれ解説していきます。
放鳥前に家族全員に放鳥することを伝える。
放鳥する前に、放鳥を家族全員に伝えましょう。
外出中の家族がいる場合はSNSやメールなどで、その旨を伝えておきましょう。
※外出から帰宅する前に放鳥を終えるほうがより安全です。
インコの位置を常に目で確認して行動する。
放鳥中のインコがどこにいるか、常に目で追って把握しましょう。
特に椅子に座るとき、立ち上がるときなど、行動をするときは必ずどこにインコがいるかを確認してから行動する癖をつけるようにしましょう。
ながら放鳥をしない。
本を読みながら、料理しながらといった放鳥は絶対にやめましょう。
インコの状況把握があいまいになるばかりでなく、インコと一緒にふれあうこともおろそかになります。
ながら放鳥をするくらいなら、放鳥しないほうがずっと安全です。
放鳥するときの数十分~1時間くらいはインコ中心にしてあげてください。
布類や箱類の管理を注意する。
踏んでしまった事故で多い状況として「毛布に潜り込んでいて気づかずに踏んでしまった」「箱を片付けようと潰したら中にいた」という例です。
コザクラインコやボタンインコ、シロハラインコ、ローリー系のインコは遊びながら布や箱の中にもぐりこむことがとても多いです。
インコが潜り込むような布や箱は放鳥中はとりのぞくか、踏まないように気をつけましょう。
インコを踏んでしまった、踏んだ時に行う対処法と予防方法まとめ
- インコを踏んでしまう事故は実はとても多いです。
- 放鳥の家族への周知の徹底、放鳥中の管理で防げる事故です。
- 放鳥中は100%に近い注意をインコに向けてあげてください。
インコを踏んでしまうという事故はインコはもちろんのこと、踏んでしまった人にも大きなショックを与えます。
不注意で愛鳥とお別れしてしまうことがないよう、放鳥のスタイルについて、今一度見直してみてください。
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