インコも夏場の高温や、高い室温の場所にいると、熱中症にかかります。
インコの熱中症は症状の進行が早く、吐く、けいれんなどを起こし、あっという間に死んでしまうこともある恐ろしい病気です。
今回はインコの熱中症を判断する危険な症状と、対策を解説します。
インコの熱中症の3つの危険な症状
- 口をあけてハアハアと呼吸をする(吐く)。
- 翼を広げる(体内の熱を外に逃がそうとする。)
- ふらつく、止まり木から転げ落ちる。
これらの症状が1つでもでたら日光浴を取りやめる、室温を適切な温度に調整するなどの措置をすばやく行いましょう。
熱中症は重症化するとけいれんを起こし、あっという間に落鳥してしまいます。
症状が回復しない、症状が増えたら速やかに獣医さんに診てもらう必要があります。
このときの移動も暑さに十分な注意が必要です。
インコの熱中症の応急処置
熱中症の症状が出てきたときは、まず冷たく固く絞ったタオルで優しく包んであげてください。
タオルで体を強く包むと胸を圧迫したり、急に冷え過ぎてしまうので、優しく包むことを意識しましょう。
ケージを風通しのよい場所に移動させ、エアコンや扇風機の間接風(直風は厳禁!)を優しく当てて下さい。
症状が治まってきても、インコの内部にはまだ熱がこもっていることが多く、容態が急変する可能性もありますので、念のために獣医に診せましょう。
その日~翌日まで経過観察として放鳥は控えるようにしてください。
インコの熱中症の対策
- 真夏の日光浴は日陰を作って15分程度に留める。
- 日光浴中はケージから離れない。
- 日光浴後は放鳥をしない。
- 日光浴後30分は鳥の様子を観察する。
インコの熱中症は主に日光浴の最中に発症します。
しかし、日光浴はビタミンDの生成に必要で、欠かすことはできません。
特に日差しの強い夏場の日光浴は特に注意し、元気な鳥でも短めの15分を目安にして行いましょう。
直射日光が当たるような場所は避け、ケージの一部をタオルで覆うなどして日陰を作ってください。
日光浴中は野良猫やヘビといった外敵から狙われる可能性と、熱中症の早期発見のために絶対にケージのそばから離れないで下さい。
日光浴後は体力を使っているため(人間で言う火照った状態です)、放鳥は避け、おかしいところはないか、静かな場所で安静にさせて30分程度様子を観察しましょう。
インコの熱中症の症状と対策!3つの危険なサインはこれ!まとめ
- 口を開けて呼吸する、翼を広げる、ふらつくなどの症状が出たら熱中症を疑いましょう。
- 熱中症の症状が出たら優しく冷却し、ケージを風通しのよい場所に移しましょう。
- 日光浴中はケージから離れないようにしてください。
- 日光浴後はしばらく愛鳥の様子を観察しましょう。
インコは熱中症にかかると進行が早いため重症化しやすい傾向にあります。
ケージは風通しがよく、エアコンや扇風機の冷風が直接当たらないような場所においてあげてください。
日光浴中は目を離さず、少しでもおかしいと感じたら、すぐに病院に連れて行きましょう。
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