愛鳥の急病や怪我は何を差し置いても、保温と病院です。
しかし夜中など、様々な状況で、すぐに病院に連れて行けないケースは多いです。
かといって何もしないと症状が悪化したり、最悪落鳥する可能性も高まります。
そこで飼い主さんに知っておいて欲しい応急処置方法をまとめました。
(あくまで応急処置で完治させるためのものではありません)
インコの急な食欲不振への対処法
鳥は餌をコンスタントに食べることで、40度近い、高い体温を維持しています。
そのため食欲がなくなると、とたんに体調を崩します。
食欲が落ちた、食べない、元気が無いときは砂糖入りのお湯や、温かいハチミツ混ぜたお湯を人肌まで冷まし、スプーン1~2杯ほど飲ませましょう(ポカリスエットなどの飲料でもOK)。
無理に飲ませて、誤飲させないように、くちばしの横から少しずつ流してあげましょう(無理にスプーン1杯飲ませることにこだわることはありません)。
風をあてないように、29度~30度に暖めたケージで、病院に連れて行くまで様子を見てください。
インコの爪からの出血
爪切りなどで出血した場合は、片栗粉をつけたあと、五分間患部を圧迫止血してください。
このときインコを支える必要がありますが、絶対に胸を圧迫しないようにしましょう。
呼吸ができなくなり、最悪命に関わります。
インコの熱中症
羽を広げていたり、パクパクと口を動かしたりして、呼吸が荒い場合熱中症の疑いが出てきます。
まず間接的な風が入る場所に、ケージを移動し(直風は厳禁!)足を濡れタオルで冷やしながらポカリなどを飲ませてください。
早く冷やしてあげたいという一心で冷えたポカリを与えてしまいがちですが、これはかえってインコの体によくありません。
人肌程度にしたものを与えましょう。
熱中症は夏場によく起こると、いわれていますが、移動中のキャリー等、熱がこもった場合も発症します。
※熱中症についてはこちらで詳しく解説していますのでチェックしてみてください。
check!インコの熱中症の症状と対策!3つの危険なサインはこれ!
インコの骨折
インコは空を飛ぶために軽い体になっており、実は骨は中が空洞で、骨折しやすくなっています。
ちょっとドアにはさんだという、人からしたらなんでもないことで大きな骨折になる場合があります。
怪我の箇所を割り箸や、マッチ棒で、添え木をあて、ペーパータオルを細く切って巻いてあげましょう。
鳥が患部を気にしてつついたり、暴れて更に酷くなったり、出血する場合もあるので止血の準備をしておきましょう。
素人の固定は骨がずれてくっつくことが多いので、必ず獣医さんの診断を受けてください。
check!インコの羽根が骨折した時の応急処置と治療費インコの応急処置方法!オカメインコ コザクラインコ 文鳥 など まとめ
- まずは保温と、糖分のある飲み物を与えましょう。
- 出血がある場合は、片栗粉で圧迫止血をしましょう。
- 熱中症の場合は水を足にかけつつ、水分補給を行ってください。
- 骨折の場合は添え木をして、ペーパータオルなどで、添え木を固定しましょう。
これらの方法はいずれも、あくまで「応急処置」であり、治療法ではありません!
どれも長くても半日病状を、食い止める手段威過ぎません。
いかに早く病院につれていくかが、救命、完治への鍵ですのでなるべく早く連れて行きましょう!
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