一口に大型インコ、オウムといっても本当に沢山の種類がいます。
鳴き声が大きかったり、色がカラフルだったり、特徴も様々です。
見た目だけで飼育を決めては絶対にいけません。
今回は、代表的な大型インコたちと、特徴、寿命、お迎え費用をまとめてみました。
白色オウム類
全身が白いオウム全般です。
タイハクオウム、コバタン、キバタンなどを指します。
知能はとても高いですが、おしゃべりが苦手な個体が多いようです。
人にかまってもらうのが大好きで、声が大きく、朝夕に雄叫びをします。
その声量は非常に大きいので、防音対策は必須といえます。
声の大きさ:★★★★★
お迎え価格:70万円~90万円
平均寿命:40年~50年
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ヨウム
頭がよく、おしゃべりが得意で、
言葉や単語の意味を理解して、会話ができると言われています。
物真似もうまく、電子音だけでなく人の声色も上手にまねます。
声は大型インコの割には小さく、雄叫びもほとんどありません。
大型インコの中では飼いやすい種類です。
反面、デリケートで、毛引きしやすい鳥としても有名です。
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お迎え価格:40万円~60万円
平均寿命:50年~80年
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コンゴウインコ
大型インコ類の中でも特に大きく、カラフルな種類です。
「南国の鳥」といったら思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
体表的な種類に、コンゴウインコ、ルリコンゴウインコ、ベニコンゴウインコ、ヒメコンゴウインコなどがいます。
嘴がおおきく、噛む力が強いので、怪我をしないように注意しましょう。
また、声も大きいので、しっかりした飼育環境と設備、心構えが必要です。
声の大きさ:★★★★☆
お迎え価格:30万円~50万円
※スミレコンゴウインコは500万円~する世界一高価なインコです。
平均寿命:50年~80年
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ヤシオウム
真っ黒な姿と頬の赤いワンポイント、大きなトサカとユニークな外見が特徴のオウムです。
その名前のとおり、硬いヤシの実を噛み砕く強靭なクチバシを持っています。
人によくなれますが、入手難易度は非常に高いです。
声の大きさ:★★★★☆
お迎え価格:140万円~190万円
モモイロインコ
その名の通り、全身がピンク色の大型インコです。
愛情深く、飼い主とのスキンシップを好み、元気でやんちゃな個体が多いです。
おしゃべりはそこそここなしますが、流暢にしゃべる個体はやや少なめです。
声の大きさ:★★★☆☆
お迎え価格:30万円~40万円
平均寿命:30年~40年
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ボウシインコ類
緑を基調としたカラフルで美しく、陽気で優しい大型鳥です。
多くの種類が存在し、アオボウシインコ、キエリボウシインコなどがいます。
種類によって性格や特徴にばらつきがありますので、どの種類が合うのか良く確認しましょう。
声の大きさ:★★★☆☆
お迎え価格:20万円~35万円
平均寿命:30年~40年
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オニオオハシ
大きなくちばしが印象的な鳥です。
体の半分近くをしめる大きなくちばしはスポンジのように軽く、体温調節の役目を果たしています。
びっくりして心臓発作を起こすこともあるので、騒がしい環境には不向きです。
声の大きさ:★★★☆☆
お迎え価格:30万円~45万円
平均寿命:30年~35年
オオハナインコ
大きなくちばしが大鼻に例えられることからその名前がつきました。
知能が高く、芸を覚えるのが大好きなインコです。
オスが緑色、メスが赤色を基調とした色で、雌雄の判別がつきにくいオウムの中で、唯一雌雄判別が外見でできるオウムです。
声の大きさ:★★★☆☆
お迎え価格:15万円~21万円
平均寿命:30年~40年
大型インコ共通の特徴
大型インコは知能が高く、よくしゃべり、長生きする種類が多いのが特徴です。
特に30年以上生きる種類がほとんどですので、大型インコの飼育は一生のお付き合いになることをしっかり認識しましょう。
モノを壊したり、いたずらをするといった破壊行動も多くみられます。
その場の勢いや思い付きでは絶対に飼育できません。
・お迎え費用と巡り合う機会。
・おたけびの問題。
・一生を面倒見る責任。
これらをしっかり考えてお迎えを検討してください。
大型鳥・オウムのお迎え費用と巡り会う機会
基本的に大型鳥やオウムのお迎え価格は、20万から300万とその生態代がかなり高価なのも特徴です。
種類によっては入手しにくい事が多いです。
2017年1月から、「ヨウム」が野生種絶滅危惧種を示す「サイテスⅠ類」に指定され、養殖個体以外の輸入が制限されるようになりました。
これにより、ヨウムはお迎え価格が20万円前後から倍の40万円~に高騰しています。
最終的には60万円~になるのではと予想されます。
このように、大型鳥は、めぐり合う機会やお迎え価格が日々変化しているのもひとつの特徴です。
大型インコのおたけびの問題
大型インコは声が大きい種類、個体が多いです。
「雄叫び」という、朝と夕方にかなり大きな声を出す種類もいます。
マンションなどの集合住宅はもちろん、一軒家であっても、防音対策をしないと近隣へ迷惑になる事があります。
雄叫びの様子の動画です。
飼育しているうちに慣れるレベルでは決してありません。
防音対策せず大型鳥を飼育することはほぼ不可能で、近所迷惑は間違いありません。
防音対策をやり過ぎなくらいに行っておくことをおすすめします。
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大型オウムの平均寿命は50年以上です。
非常に長生きで、お迎え=一生のお付き合いになることを覚悟しなければなりません。
長期間の旅行の制限や、インコの飼育に関する費用、医療費などが、インコがいる間ずっとかかります。
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大型インコの種類と特徴まとめ
- 大型インコ/オウムは知能の高さと50年以上の長寿なのが魅力です。
- 雄叫びや噛む力の問題など、小型鳥とは全く違う飼育であることを年頭に入れておく必要があります。
- 防音対策は沢山ありますが、すべて取り入れてもやりすぎではありません。
大型インコのお迎えは費用も準備もかなり必要です。
しかし、大型インコとの暮らしは一生のパートナーと言って良いほどの長寿と溢れんばかりの愛情を示してくれます。
大型インコのおむかえを考えている方の参考になれば嬉しいです
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