人間大好き、スキンシップ大好きで、その懐き方はまるで犬のようといわれるオウム、タイハクオウム。
とても心優しくフレンドリーな鳥ですが、朝と夕に雄叫びをあげる習慣があり、防音対策なしの飼育は不可能です。
今回はタイハクオウムの飼い方と注意点とタイハクオウムの雄叫び対策について解説します。
タイハクオウムをお迎えしたいという人は是非読んでみてください。
タイハクオウムについて
原産国 | インドネシア |
寿命 | 40年~55年 |
お迎え平均価格 | 800.000円~1.200.000円(上昇傾向) |
大きさ | 約50.0cm~55.0cm |
タイハクオウムは、広げるとかなり大きなな冠羽と全身が美しい純白の羽根に覆われているのが特徴のオウムです。
自然下ではインドネシアを中心とした森林で、ペアまたは小規模の群れをを作って生息します。
純白の翼と心優しい性格で、人に懐きやすく、雛のうちから育てるととてもフレンドリーになってくれます。
抱かれたりなでられたりするのが大好きで、その懐き方は「犬のようなオウム」とも言われています。
その分、寂しさを感じやすく、一人の時間が多いと毛引きなどの問題行動を起こしやすいので、タイハクオウムとのスキンシップを最低2時間以上とれる家庭向きです。
タイハクオウムの鳴き声
タイハクオウムは朝と夕方に雄叫びをあげる習性があります。
その大きな声は防音対策をしないと集合住宅はもちろん、一軒家でも飼育できませんので、必ず防音対策をしましょう。
タイハクオウムの寿命
タイハクオウムの寿命は40年~55年といわれています。
長寿命なので、飼い主さん1代でタイハクオウムが天寿を全うするまで飼育できるとは限りません。
そのため、子供や孫、もしくは親しい人への継続飼育ができる環境でお迎えすることが望まれます。
タイハクオウムの知能の高さ
家族の名前と声を認識し、簡単な会話の受け答えや、仕込めば芸も可能なほどの知能を持っています。
おしゃべりはあまり得意ではありませんが、飼い主の気持ちを察してそっと寄り添うことも多いです。
知能が高い分、一人ぼっちになっていること、構ってもらえないことを認識し、ストレスを抱えたり、問題行動を起こすこともあります。
タイハクオウムの飼い方
タイハクオウムの主食は市販されているオウム専用のシードやペレットフード、副食は野菜やくだものをバランスよくあげましょう。
餌は朝起きたときと寝る前、必要に応じて昼や夕方にも補充し、餌を常に食べられるようにしておきましょう。
ケージは羽根を広げて移動ができるサイズのオウム専用大型ケージが必要です。
タイハクオウムは特に飼い主さんとコミュニケーションをとりたがるので、1日最低1時間はタイハクオウムを放鳥、しっかり遊んであげられるのが重要です。
タイハクオウムの飼育の注意点
タイハクオウムに限らず、大型鳥の飼育は、環境面、資金面、時間面で多くの手間が必要です。
鳥優先の生活を家族で続けられるかが大切になります。
特に気をつけなければならないことは下記の3つです。
- 防音対策
- 日光浴
- こまめな掃除
これらを解説していきます。
防音対策
タイハクオウムは朝と夜に雄叫びをする習性があり、それ以外にも雄叫びをあげることがあります。
この雄叫びは非常に大きく、30センチ離れた人の会話がきこえないほどです。
集合住宅、一軒家に限らず、防音対策なしの飼育は不可能と言ってよいでしょう。
部屋の壁に防音材をしきつめる、ケージの周りを防音アクリルケースで覆う、防音壁や防音カーテンといった対策が必須です。
タイハクオウムの日光浴
タイハクオウムは、日光浴で健康維持、ビタミンの生成などを行います。
1日2時間~の日光浴が必須です。
日光浴ができないと体の栄養バランスが崩れ、歩行や飛行などの運動機能が阻害され、最悪の場合落鳥することもあります。
ガラス越しの日光浴では、紫外線が届かずビタミン生成ができないため、あまり意味がありません。
外の光を直接浴びる(直射日光は厳禁!)環境を作るか、太陽光ライトを使うようにしましょう。
こまめな掃除
タイハクオウムは脂粉という粉状のものを体から多く出します。
簡単にいえば「フケ」のようなものです。
大変きめが細かい粉で、掃除を怠るとあっという間にケージ周辺が真っ白になっていきます。
人にも鳥両方に対して衛生的に問題がでてきますので、こまめにケージや周辺を掃除する必要があります。
タイハクオウムの飼い方と注意点。雄叫びの防音は必須!まとめ
- タイハクオウムは人に非常に良くなつき、人気のあるコンパニオンバードです。
- 雄たけびが非常に大きく、防音対策なしの飼育は不可能です。
- スキンシップが大好きなので、多くの時間をタイハクオウムとすごせる人に向いています。
タイハクオウムの懐き方は、鳥の概念が変わるほどです。
防音対策や脂粉対策が必須ですが、これらの対策が問題なくできる人はお迎えを検討してみてはいかがでしょうか。
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