カラフルな容姿、とても人懐こい中型インコ(ローリー)ゴシキセイガイインコの餌について。
独特の食生活を持ち、市販されている中型インコ用のフードを食べさせることはできません。
今回は
・ゴシキセイガイインコの餌について
・ペレットが不向きな理由
・ゴシキセイガイインコ飼育の注意点
を解説します。
ゴシキセイガイインコの餌について
ゴシキセイガイインコをはじめとする「ローリー・ロリキート」と呼ばれる種類は、花の蜜、花粉などを主食としています。
他のインコ、オウムが食べるようなシード系の餌を食べません。
エサが違いますので専用のエサを与える必要があります。
専用のパウダーフードを水に溶かした粘性の高い専用フードが主食です。
これは非常に飛び散りやすく、毎日の掃除が不可欠です。こまめに掃除できる環境が必須になります。
ケージもすぐ餌でべたべたになってしまいますので、予備ケージを最低1個、できれば2個用意しておきましょう。
餌を切らすと命に関わります!
消化能力が他のインコたちにくらべて高く、常に食事をとる必要があります。
24時間以上、断食状態が続くと命に関わることになる場合が多いですので、エサが不足しないよう注意が必要です。
エサは最低でも2ヶ月分は常にストックしておき、家族全員で餌の作り方、与え方を把握しておくようにしましょう。
ペレットが不向きな理由
固形ペレットも使えるようですが、鉄分を肝臓に蓄積しやすい性質があり、ペレットを主食にすると早死にする恐れがあるといわれています。
固形ペレットが使えると掃除の面でかなり楽になりますが、ローリー・ロリキート系を飼育する以上、健康のためには専用の粘性フードは必ず使ったほうが良いでしょう。
ゴシキセイガイインコ飼育の注意点
ゴシキセイガイインコの飼育には、先に挙げたフードのほかにも、注意点がいくつかあります。
・排泄物の処理
・騒音対策
この2つについて解説していきます。
排泄物の処理
ゴシキセイガイインコの排泄物はやわらかく、粘度が高いです。
消化吸収が早く、排泄量、回数も多いので、こまめな掃除が欠かせません。
体調やフードによっては下痢気味になったりもします。
騒音対策
ゴシキセイガイインコは甲高い声で長時間鳴きます。
防音対策は必須です。
住宅密集地での飼育は特に気をつける必要があります。
防音アクリルケージや、二重窓といった防音対策が良いでしょう。
ゴシキセイガイインコの餌は専用フードを。ペレットと注意点。まとめ
- ローリー・ロリキート系は独特の食性を持つことで有名です。
- 専用フードは粘度が高く、排泄物もやわらかいため周囲を汚しやすいのでこまめな掃除が必要です。
- 食性や性質を理解した上で、ゴシキセイガイインコをお迎えしましょう。
ゴシキセイガイインコをはじめとするローリー・ロリキート系は、インコ、オウムとはちょっと違った魅力があります。
飼育するに当たってはインコの飼育経験がある人も改めて勉強が必要なインコです。
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