今まで飼い主大好きオーラ全開だった愛鳥のコザクラインコが攻撃的になった、性格が悪くなったという話は実は非常に多いです。
特にコザクラインコは愛する対象に向けての愛情を集中させるので、対象が変わるととても冷たくなってしまいます。
今回はコザクラインコの性格の変化や、攻撃的、イライラしている原因と対処法について解説します。
コザクラインコが攻撃的になった、性格が悪くなった原因と対処法
懐いていたコザクラインコが攻撃的になった、イライラしだしたとき、非常に心配しますよね。
時には「可愛いと思えなくなった」「手放してしまいたい」と思うほど悩むこともあるかもしれません。
しかし、必ず原因があります。その原因を見つけて対策すれば、必ず元のよく懐いたコザクラインコに戻ってくれます。
コザクラインコの性格が変わってしまった、攻撃的になってしまったという主な原因は一般的に以下のものが多いです。
- 愛情を向ける対象が変わってしまった。
- 「換羽」中でイライラしている。
- 飼い主さんの行動に嫌われる何かがあった。
- 飼い主より偉いと勘違いした。
これらの対処法について順番に解説していきます。
愛情を向ける対象が変わってしまった。
新しいインコがやってきた、お世話をする家族が変わってしまったなどで、それまでコザクラインコが向けていた愛情を向けていた対象が変わってしまうと、それまで愛情を向けていた人に対して冷たくなったり、攻撃的になったりします。
新しいインコと接する時間は放鳥のときのみなど、コザクラインコが飼い主さん以外と接する時間を増やし過ぎないようにしましょう。
特に、同じケージに新しいインコを入れて一緒に生活させると、新しいインコと過ごす時間が長くなり、仲良くなってしまうことになります。
対処法として、別のインコとの接触時間を短くする、飼い主さんと一緒にいる時間を減らし過ぎないことです。
また、新しいインコをお迎えした時、飼い主が新しいインコにかかりきりになり、先住のコザクラインコを構ってあげる時間が少なくなると、いじけてしまったり、信頼が薄れたりします。
これは新しいインコをお迎えした時によくあることです。
新しいインコをお迎えした時は、意識して先住インコの世話を先に行う、一緒にいる時間をきちんととるようにしましょう。
「換羽」中でイライラしている。
インコは年に何回か羽根が新しく生え変わります。
これは「換羽」と呼ばれる生理現象です。
換羽は羽根が抜け、新しい羽根を作るため、たくさんのエネルギーを消耗します。
この影響で下痢気味になる、体調が悪くなる、食欲不振になる、イライラするといった症状が現れます。
対処法として放鳥を控えてゆっくりさせるのが効果的です。
放鳥をしないことの運動不足の心配があるかもしれませんが、体力を落としているので、無理な放鳥や、遊びは逆に危険です。
飼い主さんの行動に嫌われる何かがあった。
ケージに戻そうと無理につかんだり、爪きりや羽根を切るときに嫌がられてしまった経験があると、人と距離を置くようになったり、攻撃的になったりすることがあります。
インコは記憶力が非常に高く、嫌なことや不愉快なことをされると、その経験をずっと覚えています。
「明日になれば忘れるだろう」ということは決してありません。
インコに嫌われてしまった、嫌われるような行動をしてしまったときは、必ずフォローが必要です。
インコが極力嫌がらないような接し方をする必要はもちろんのこと、やむなく嫌がるようなことをしてしまった後はフォロー(おやつなど)をしましょう。
特に爪切りやクリッピングは、慣れないで時間がかかったり、保定(インコを手で固定すること)の時間が長いと、インコとの信頼関係を傷つける場合があります。
爪きりクリッピングはできないときは無理をせず、動物病院やサービスをしているショップに頼みましょう。
飼い主より偉いと勘違いした。
インコには木の上のより高い場所にとまる=順位が高いと判断する習性があります。
- インコを肩や頭の上に乗せている。
- 飼い主の目線より高いところにケージがある。
- ケージから出すとすぐ高いところにとまる。
こういったインコの目線が飼い主の目線より高い状態での飼育を続けると、インコは「自分は飼い主より偉い!」と勘違いし、飼い主さんに対して反抗的・攻撃的になったり、問題行動を起こすようになります。
対処法としてインコを肩や頭に乗せるのをやめさせ、ケージの位置を変更しインコの目線を飼い主さんより常に下にする事を心がけ、腕や指にとまらせるようにしましょう。
コザクラインコの性格が悪い・攻撃的・イライラの原因と対処法。まとめ
- コザクラインコの性格が悪くなったり、イライラするのには理由が必ずあります。
- 愛情の対象がかわったり、換羽中だったりすると、飼い主さんに対して攻撃的になります。
- 常に飼い主さんの目線より、インコの目線を下にするように心がけましょう。
コザクラインコは、飼い主にベッタリ懐いて愛情を向けてくれる一方で、愛情の対象が別に移ると、それまでの慣れが嘘のように淡白になります。
そうならないよう、コザクラインコと他の鳥との接触時間を減らし、飼い主さんとのコミュニケーションをしっかり保ちましょう。
換羽などは生理現象によるイライラなので、受け止めてあげてください。
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