手乗り文鳥が全く手に乗らず逃げてしまう、怖がってしまうといったことがあるととても悲しいですよね。
文鳥は人の接し方や感情にとても敏感で、飼い主の何気ない動作がしぐさで手から逃げる、怖がる原因になったりします。
今回は文鳥が手から逃げる、怖がる時の対処法と、間違った3つの接し方を解説します。
怖がられていませんか?間違った文鳥の接し方
- 捕まえる時、背中側から捕まえている。
- 放鳥を終えてケージに戻すときだけ手に乗せる。
- 構っている時間が減っている。
文鳥は飼い主をはじめとする周囲の人たちの行動や接し方にとても敏感です。
飼い主が良かれと思ってやっていることでも、文鳥にとっては嫌な事、怖いことだったため、飼い主を怖がるようになってしまうことがあります。
それでは、文鳥にとってどういった接し方がよくないのか実際にみていきましょう。
捕まえる時、背中側から捕まえている。
インコや鳥類は、自然界では背中からワシやタカといった猛禽類に捕食されることがあります。
そのため、インコは後ろから捕まれることを本能的に嫌います。
インコたちにとって、後ろからつかむことは、襲われているという事に似ているため、手を外敵と誤認し、手を怖がってしまうようになるのです。
放鳥を終えてケージに戻すときだけ手に乗せる。
ケージに戻すだめだけに手や指に乗せていると、「手や指=ケージに戻されるときにやってくるもの」と認識し、手から逃げるようになります。
この場合、ケージから出す時は素直に手に乗る場合が多いです。
それはケージから出られる=嬉しい から手に乗るのです。
構っている時間が減っている。
放鳥する時間が減ったり、構っている時間が減ると、文鳥は愛情の対象を飼い主から他の鳥やものにうつす場合があります。
文鳥はなついている時はとても愛情深くベッタリですが、心が離れるとびっくりするくらいドライになります。
文鳥は、人なれしている時には想像もつかないほど、手にのらなくなる「荒鳥」や「手のり崩れ」になることも多い鳥なのです。
文鳥が手から逃げる、怖がる時の対処法
- 文鳥を持つ時は手ですくうように。
- 手に乗せておやつをあげたり、ほめたりする。
- 毎日コミュニケーションをとることを心がける。
文鳥が手から逃げないようになる方法は、「手を好きになってもらうこと」です。
文鳥に手を好きになってもらうためには何をすればよいか、を考えていきましょう。
文鳥を持つ時は手ですくうように。
文鳥を手に乗せる時は、おなかの前に手のひらを止まり木のように添えて、おなかをしたから軽く押すようにすると反射的に乗ります。
うまく乗れたら「イイコだね~!」と思いっきりほめたり、オヤツを与えたりしてください。
これを続けることで、指や手に乗る=嬉しいことと学習し、手対する抵抗心が少しずつ薄まっていくでしょう。
手に乗せておやつをあげたり、ほめたりする。
手にのせたまま声をかけたり、包み込んであげたり、おやつをあげたり、文鳥が喜ぶことを沢山してあげましょう。
インコは嬉しいこと、楽しい事に純粋に喜びます。
特に文鳥は手の中にすっぽり包まれるのが本当に大好きです。
優しく包み込んで、たくさん撫でてほめてあげてください。
次第に警戒心もうすれ、いつのまにか手の中でうっとり眠ってくれるようになりますよ。
毎日コミュニケーションをとることを心がける。
文鳥は先に書いた様に、心が離れると人に対してドライになったり、避けるようになります。
人との距離が離れ過ぎないようにするためには、毎日放鳥し、声をかけ、手に乗せるなどのコミュニケーションを欠かさないことです。
放鳥は運動不足解消のためにもできるだけ毎日、最低でも1日1回30分~は放鳥とコミュニケーションをとりましょう。
毎日のお世話の中で手にのせたり、声をかけたりすることも、十分なコミュニケーションタイムです。
文鳥が手から逃げる、怖がる時の対処法!間違った3つの接し方。まとめ
- 文鳥にとって「手」が怖いこと、イヤナコトのサインになっていませんか?
- 背中から覆うように捕まえたりすると手を怖がるようになります。
- 優しく指にのせ、オヤツをあげながらたくさんほめて、手に対する警戒心を解きほぐしましょう。
- 飼い主さんの嬉しい表情、声色は伝わります。気持ちを前にだしてほめるようにしてください。
いかがでしたでしょうか。
文鳥が手から逃げてしまう、怖がっている時はこれらの原因を考え、それぞれの対処法を実践してみてください。
すぐには効果は現われません。
数週間~数ヶ月、愛鳥のペースでじっくり慣らしていきましょう。
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