ルリコンゴウインコのような大型鳥に噛み癖がつくと、怪我をするリスクが非常に高くなります。
ルリコンゴウインコはどういったきっかけで噛み癖がつくのか、噛み癖がついたらどう対処したらいいのか困っている方必見です。
今回はルリコンゴウインコにとって良くない接し方や、噛み癖の対処法を解説します。
噛む力
ルリコンゴウインコは黒く大きな嘴を持っており、その力は非常に強いです。
ゴリゴリと少しずつ加圧するような噛み方をします。
本気で噛まれると、手に穴が開いてしまうくらいです。
しかし、穏やかで優しい性格をしているので、防衛本能が働いた、病気で強い痛みを感じているなど、よほどの緊急事態でない限り人を強く噛むことはありません。
噛み癖がつく理由と対処法
ほとんどのルリコンゴウインコは生来噛み癖を持っていません。
環境や接し方などで噛み癖がついてしまうことが多いのです。
- 新しい環境になれていない。
- 過去に嫌な事をされた。
- 飼い主の気を引きたい。
- 換羽でイライラしている。
上に挙げる接し方をしていませんか?2つ以上当てはまると噛み癖になる可能性が高いです。
噛み癖がついてしまっても、正しい方法でしつけをすれば、成鳥でも改善することは可能です。
それぞれ対処法を紹介します。
環境や人になれていない。
インコは知能が非常に高いので、環境や世話をする人が変化すると、警戒心が前にでて噛み付くようになります。
インコにとっては「ここはどこ?だれなの?こわいよ~!」という気持ちで噛んでしまうのです。
決して新しい飼い主さんを嫌っているわけではありません。
まだ安心できる人なのか、分かっていないのです。
ルリコンゴウインコはとても人が大好きな鳥なので、警戒心から噛み付くことは、実はあまりありません。
しかし、怖がりなタイプもいるので、そういった個体は噛みが出てくる場合がありますが、警戒心が薄れてくるとべったりなついてくれるでしょう。
環境に慣れるまで数日待ちましょう。
嫌な事をされて嫌いになった。
後ろから脅かしたり、羽根や足を急に掴んだりしていませんか?
実はインコを手荒く扱う、驚かせるといったことは、インコに嫌われる原因に非常になりやすいです。
インコは叩いたり、驚かせるようなことをする人を絶対信用しません。
思い当たることがあればすぐにやめましょう!
check!インコに嫌われる5つの接し方!知らずにやっていませんか?!飼い主の気を引くため。
愛鳥が噛んだ時、痛くて思わず声をだしたり、インコに声をかけたりしていませんか?
噛んだ行為に対して反応したことで、ルリコンゴウインコは飼い主が反応したことが嬉しくて、再び噛んでしまうのです。
この場合、攻撃のために噛んでいるのではなく、ちょっかいを出すようなイメージで噛んでいます。
とはいっても、ルリコンゴウインコは軽く噛んでいるつもりでも、人にとっては怪我しかねない強さです。
噛まれても我慢して反応をしないようにし、噛み癖にならないようにしましょう。
換羽でイライラしている
インコには換羽という、季節に応じて羽根が生えかわる性質があります。
人間で言う衣替えのようなものです。
羽根の生えかわり方には種類、環境、個体差があり、一度に全身が生えかわるタイプもいれば、頭、胸、おなかと長い時間をかけて少しずつ生えかわるタイプもいます。
換羽に入ると、体のエネルギーが新しい羽根を作るために使われるため、疲れやすくなる、おなかがゆるくなる、精神的にもイライラするようになります。
それまで優しくベタ慣れだった愛鳥がガブガブ噛むくらい変わってしまうこともあります。
換羽中は放鳥をいつもより控え、サプリで栄養サポートをしながらゆっくり休ませましょう。
放鳥してもあまり気がのらないそぶりを見せるときもあります。
そういうときは無理に放鳥しなくても大丈夫です。
ただし、体調が悪くなっていないか、病気ではないかをよく観察しておくことが必要です。
check!インコの換羽時期の注意点。元気がない、食欲がないときの対策。まとめ
- ルリコンゴウインコは噛む力が強く、噛み癖をつけると大変危険です。
- 基本的にルリコンゴウインコは優しい性格なので、嫌がることをしたり、誤った学習をしない限りは人を噛みません。
- 愛鳥が嫌がることをすると嫌われるだけでなく、噛み付く頻度も増えてしまいます。
- 噛み癖は根気よく時間をかけて教えていけば、必ず改善されます。
ルリコンゴウインコは雛のときから人に慣らされた個体は、滅多に人を噛みません。
しかし、噛むことでインコにとって良いことがあった(飼い主の反応など)場合、噛み癖となる場合があります。
噛み癖がついてしまっても、根気良くしつければ改善されますので愛鳥と二人三脚でがんばってほしいと思います。
※ルリコンゴウインコの飼い方はこちらで解説しています。
check!ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について
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