インコには持ち方があり、この持ち方ひとつでベタ慣れになるか、人を怖がるかが決まってしまいます。
やってはいけない持ち方がありますので、是非知っておいて下さい。
今回はインコが人間を怖がらない持ち方、逆に絶対やってはいけない持ち方を紹介します。
絶対やってはいけないインコの持ち方
小鳥を持つ上で、絶対に手でやってはいけないのは上から小鳥を覆うようにつかむ持ち方です。
小鳥は自然界では捕食される側です。
上からかぶさる=捕食される側の立場をあらわし、鳥類はこの捕まえ方を本能的に怖がります。
上から手で覆うような掴み方は恐怖を与えてしまい、人の手=人間を怖がるようになってしまうのです。
雛のうちは飛べずに逃げられないので、簡単に捕まえられますが、大きくなると手を怖がり、人の手から逃げるインコになります。
上から手で覆うような捕まえ方、つかみ方をしている場合はすぐにやめるようにしましょう。
人間にベタ慣れにするインコの持ち方
インコに恐怖心を与えず、人に対して抵抗なく接するようになる持ち方は、下からすくう様に手に乗せるか、おなかあたりに人差し指を添える方法がおすすめです。
この方法だとインコは警戒や、恐怖心無く反射的に乗ります。
最初のうちはうまく持つことができたらオヤツを与えると良いでしょう。
人の手=うれしいもの、おやつがあるものと良い印象を与えることで、いずれ自分から進んで乗ってくれるようになります。
こうやって、人に抵抗なく乗れるようにするのが、ベタ慣れへの近道です!
手を嫌いにならないケージの戻し方
「ケージから出る時は手に乗ってくれるのに、戻す時は逃げてしまう」という場合、ケージから出る=嬉しいことだと認識しているため、手に乗るのです。
しかし、ケージに戻される=つまらないこととも認識しているため、ケージに戻る時は手に乗らないのです。
この思考をしっかり汲み取った接し方をすることで、愛鳥の心がより理解しやすくなるでしょう。
ケージに戻した後もほめてあげる、オヤツを与えることで「ケージに戻る=楽しい事が終わる、ではなくケージに戻っても楽しい事がある!」と認識してもらえるようになります。
インコは非常に賢く、飼い主の表情を読み取ることに集中しています。
飼い主のほめている声のトーンや表情で「自分は今ほめられている!嬉しい!」と認識してくれます。
そのため、笑顔でほめることはインコにとってとても嬉しいことになります。
にっこり笑顔で心から楽しかったね、また遊ぼうね、大好きだよ、可愛いねとたくさん声をかけてあげてください。
インコの正しい持ち方。怖がらせない方法でベタ慣れインコ♪まとめ
- インコを上から覆いかぶせるようにつかむのは恐怖を与えるのでやめましょう。
- インコは下からすくい上げるように持つようにしましょう。
- ケージに戻したあともほめてオヤツを与えることで、ケージに戻ることを楽しんでもらえるようにしましょう。
インコは思っている以上に、人間の行動に敏感です。
行動ひとつで、飼い主と距離を置いたり、ベタ慣れになったりします。
毎日声をかけて、負担にならない程度に遊んで、インコの嫌がることをしなければ、ほぼベタ慣れになります!
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