インコの心はとても繊細で、飼い主さんのちょっとした行動に傷つくことがあります。
それではインコは飼い主さんのどのような行動や行為に傷ついてしまうのでしょうか。
今回はインコの心を傷つけてしまうやってはいけないことについて解説します。
今までの飼育方法などを照らし合わせてチェックしてみてください。
インコの心を傷つけてしまうやってはいけないこと
- 放鳥をしない(手乗りインコの場合)
- 感情的に叱る
- 他のインコばかり可愛がる
インコもさまざまな状況下で心を傷つけることがあります。
それが大好きな飼い主さんからもたらされたものだとさらに大きく傷ついてしまうでしょう。
飼い主さんにとっては些細なことでも、インコにとってはトラウマになってしまうくらいショックな出来事もあるのです。
1.放鳥をしない(手乗りインコの場合)
手乗りに育てられたインコにとって、放鳥タイムは大好きな飼い主が遊んでくれる何より幸せな時間です。
それなのに放鳥をほとんどされずずっとケージの中に入れっぱなしになるのは「どうして遊んでくれないの?」「嫌いになっちゃったの?」と心を痛めてしまうことになります。
ケージ越しから悲しそうな目でずっと飼い主をみているしかないインコの心は寂しさと悲しさでいっぱいです。
インコを家族として迎えた以上、1日数十分でも愛鳥とスキンシップをとる時間を作ってあげてください。
しかし、愛鳥にはあなたしかいないのです。
2.感情的に叱る
なかなかいう事をきいてくれない、思うように行動してくれないことでいらだってつい感情的に叱ってしまったという経験のある飼い主さんは大勢いるでしょう。
しかしこれを読んだのであれば、これからは感情的になって叱ることをやめてください。
実際問題、感情的になって叱っても、愛鳥は怖さ、不安で一時的におとなしくなっただけで、しつけとして上手くいったことはないはずです。
インコにはなぜ飼い主が急に怒ったのか理解ができていません。
そればかりかインコは「どうして大声をだすの、怖いよう」「もう遊んでもらえなくなったかも・・」と小さな心を痛めています。
叱るときは鼻に息を瞬間的にかけるなどをすれば飼い主は怒っているということがインコに伝わります。
インコのしつけには愛鳥に伝わる正しい叱り方をすることが大切です。
3.他のインコばかり可愛がる
これはインコと暮らしている中で新しいインコをお迎えしたときにやってしまいがちなことです。
新しいインコの可愛さ、手のかかり具合についつい先住インコを放置していませんか。
先住インコは「新しい子ばかり可愛がられてる」「自分はもう必要ないんだ」と傷ついてしまうでしょう。
嫉妬で後から来たインコをいじめたりすることもあります。
最悪の場合、飼い主に対する懐きが悪くなり手乗り崩れになっていくことも考えられるでしょう。
新しくインコをお迎えしたときの注意点として、お世話は先住インコから優先して行うことを忘れずに心がけてください。
そうすることで後から来たインコも「このインコは先輩なんだ!」と理解するようになります。
インコの心を傷つけない接し方
インコの心を傷つけない接し方のポイントは「スキンシップをしっかり取る」「落ち着いて正しいしかり方をする」「インコの愛情のかけ方は平等に、お世話は先住インコから行う」ことです。
普段からたくさん褒めてなでて優しく接することを心がけてください。
にっこりと笑顔で「いいこだね~」「可愛いね~」「大好きだよ~」と声と表情でしっかり褒めてあげることが重要です。
インコは飼い主の言葉や表情から褒められていること、(飼い主が)自分を好きだということをしっかり感じ取ります。
そしてその気持ちを喜び、自信にすることで心身ともに健康なインコに育っていくのです。
インコの心を傷つけてしまうやってはいけないこと。今すぐ確認!まとめ
- 放鳥しないと飼い主さんとスキンシップが少なくなり寂しい思いをさせてしまうでしょう。
- 感情的に叱ることはインコの心を萎縮させ、飼い主に対する恐怖心を植えつけてしまいます。
- 他のインコばかり可愛がることは飼い主に対する期待をしなくなり、手乗り崩れになる恐れがあります。
いかがでしたでしょうか。
知らず知らずのうちに愛鳥の心を傷つけてしまっていたことがあったのではないでしょうか。
飼い主にとっては「こんなことで傷つくの?」と思うかもしれません。
お世話の順番ひとつで傷つくなんて思わないでしょう。
しかしインコにとっては飼い主に見捨てられたかもしれないと感じるほどショックな出来事なのかもしれないのです。
インコの気持ちになって放鳥の機会を増やす、叱り方やインコのお世話の順番を見直すといったことをしてみましょう。
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