インコには種類、個体にあった適正体重があります。
太りすぎても痩せすぎても病気になるリスクがあがり、寿命を縮めてしまう可能性があります。
今回はインコが太りすぎか痩せすぎかを触るだけで簡単にチェックする方法を紹介します。
愛鳥が「太ってきたかも」「痩せてないか心配」と思ったら
「うちのインコは太りすぎな気がする」「うちの子痩せてないかなあ、大丈夫かな」と愛鳥の肉付きに関して心配になる飼い主さんは多いですよね。
インコは羽根で覆われている生き物ですから、ぱっと見で太っているか痩せているかを判断することができません。
しかし実は指で簡単にチェックする方法があります。
インコが太りすぎか痩せすぎかを触るだけでチェックする方法
インコを含む鳥類には肋骨の真ん中部分の骨が大きく発達しています。
この骨を竜骨突起(りゅうこつとっき)といい、発達した大胸筋を支えるために発達した骨です。
この骨の左右にある肋骨の肉付きを指で触って判断します。
両側のお肉が真ん中の竜骨突起より盛り上がって、竜骨突起部分がくぼんでいたら太りすぎです。
逆に両側のお肉が少なく、竜骨突起がとがって当たる感触がある、もしくは肋骨がゴツゴツと触れるようなら痩せすぎと判断されます。
竜骨突起を中心に船底位の緩やかな曲線を描いている状態が適正な肉付き具合です。
インコの種類別適正体重を鵜呑みにしすぎないこと
インコには種類別に適正体重があります。
たとえばセキセイインコは30~40g、オカメインコは90~100gなどです。
これはあくまで目安であって、個体差があり、個体差のほうが重要です。
たとえば骨太のインコなら適正体重を上回っても「太りすぎ」ではないと判断されますし、適正体重範囲内でも竜骨突起が触ってはっきりわかる程度なら痩せているかもしれません。
また、適正範囲以下の体重でもエサをよく食べ、元気いっぱいの子は問題ないことが多いですし、適正範囲以上の肉付きでも元気がなかったり、うずくまっていることが多いのであれば何らかの不調を呈している場合があります。
適正体重の数字に振り回されず、目の前の愛鳥のベスト体重をしっかり飼い主さんが把握することが大切です。
インコが太りすぎ、やせすぎだったときの対処法
インコが太りすぎ、もしくはやせすぎだった場合どちらも早急な対処が必要になります。
太りすぎの場合は「おやつをあげすぎていないか」「餌にひまわりの種などの脂質が多すぎないか」「運動不足ではないか」をチェックしてください。
脂質が多い「ひまわりの種」などを少しずつ減らしていき、放鳥タイムを伸ばしましょう。
やせすぎている場合は餌を見直すほか、やせている原因に病気が隠れているかもしれません。
太りすぎ、やせすぎ共に病院で一度診察してもらうと確実で安全です。
超簡単!インコが太りすぎか痩せすぎかを触るだけでチェックする方法まとめ
- インコは太りすぎても痩せすぎても病気のリスクが高まります。
- 肋骨中央にある竜骨突起(りゅうこつとっき)の周辺の肉付きをみて判断します。
- 竜骨突起が左右の肉に埋まる場合は太りすぎ、逆に竜骨突起が目立つ場合は痩せすぎです。
- 種別の適正体重を鵜呑みにしすぎず、個体差を優先しましょう。
インコの太りすぎ、痩せすぎは指で肋骨周りの肉付きをみることで判別が可能です。
痩せすぎ、太りすぎ両方とも食事や生活環境の改善をしていかなければいけません。
おやつをあげすぎていませんか?主食が少なすぎではないですか?放鳥時間は十分とれていますか?
深刻な健康問題になる前にそれまでの飼育スタイルを見直しましょう。
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