ビセイインコは美しい羽根と名前の由来になった綺麗な声が魅力的なインコです。
ほどほどの距離感を好み、まったりさえずるのが大好きなので、初心者にも比較的飼育しやすいです。
今回はビセイインコの鳴き声/飼い方/性格/特徴/価格/寿命についてまとめました。
ビセイインコの生態・特徴・値段・寿命
原産国 | オーストラリア東南部の森林 |
寿命 | 12年~15年 |
お迎え平均価格 | 10.000円~30.000円(色変わりによって前後) |
大きさ | 約26.0cm~28.0cm |
ビセイインコは羽根の鮮やかさと声の美しさが人気の中型インコです。
愛好家によって非常に多くの色変わりが作出されており、ノーマルのオスは鮮やかな緑色で腰が赤く、メスは、全体的にグレーの羽根で、腰が緑色です。
くちばしは黒色をしています。
ルチノーやブルー、オウゴンといった多くのカラーが観賞品種として存在します。
濃淡も濃いものから淡いものまでさまざまなカラーがあるのが魅力のインコです。
ビセイインコの性格
ビセイインコはクールな性格で、人とのスキンシップよりも、一人でさえずっているほうが好きな傾向にあります。
あまり人に対して遊びやスキンシップを要求してこないので、お留守番が多めの家庭でもストレスをあまり受けないでしょう。
インコと沢山触れ合いたい、手に乗せてずっとかわいがりたいという人には少々物足りなさを感じるかもしれません。
ビセイインコの鳴き声
ビセイインコは鈴の音に例えられるような美しい鳴き声が特徴です。
オスのほうが特に美しい鳴き声といわれています。
おしゃべりをするのはあまり得意ではなく、リズムや曲のフレーズといったもののほうが覚えやすいようです。
ビセイインコの飼育のポイント
ビセイインコは一冬を越せば比較的丈夫なインコです。
餌やり、ケージの掃除、ちょっとしたコミュニケーション、室温管理(直射日光の当たらない、風通しの良いところにケージをおきましょう)をきちんとすれば、初心者でも飼いやすいインコです。
特に下記に挙げる3つのポイントを抑えて飼育すると良いでしょう。
・ケージの広さ
・拾い食いの習性
・シードを好む食性
それぞれ順に解説していきます。
ケージの広さ
ビセイインコは尾羽が長いインコなので、ゆとりのある大きめのケージを用意してあげましょう。
狭すぎるケージはストレスをためてしまう原因になります。
止まり木を2本いれて、飛び移れるくらいの広さが望ましいです。
こういった広さのケージがおすすめです
>>HOEI 35手のり ピュアホワイト 底色ホワイト 白
ビセイインコは拾い食いの習性があります
ビセイインコはえさを拾い食いする習性があります。
そのため、こまめに掃除をしないと排泄物のついた餌を食べて病気になったりしてしまう恐れがあります。
ケージの掃除は毎日1回行ってあげましょう。
ケージの床にペットシーツや新聞紙を敷いて毎日取り替えるのが一番効果的な掃除方法です。
シードを好む食性
野生のビセイインコはイネ科の植物の種を主食にしています。
そのため、ペレット食に慣れにくく、シード食を好む傾向にあります。
粟穂などのはいったミックスシードを与えると良いでしょう。
ビタミンやミネラルを補うために青菜や野菜を副食として与えましょう。
ビセイインコの飼育に向いている人
ビセイインコは飼い主とべったりした関係をあまり好みません。
一羽の時間をまったり過ごすことも好むため、留守番も上手です。
鳴き声をメインで楽しみながらほどほどにコミュニケーションをとりたいという人に向いています。
常に肩に乗せたい、手に乗せてたくさんスキンシップを楽しみたいという人にはやや不向きです。
ビセイインコは手乗りになりやすい?
ビセイインコはドライな性格をしているため、手乗りとして育てられてもドライな性格は変わりません。
怖がりな面もあるため、手乗りにするのが難しいです。
手乗りがほしい場合は雛から育てるとよいですが、それでもベタ慣れにするのは難しいインコです。
さえずりを楽しむ観賞向きのインコといえるでしょう。
ビセイインコの鳴き声/飼い方/性格/特徴/価格/寿命についてまとめ
- ビセイインコは羽根の美しさと声の綺麗さで人気のある中型インコです。
- カラーバリエーションが多く、沢山の色変わりがいます。
- 飼い主さんとはほどほどの距離感を保つ、ドライタイプの性格が多いです。
ビセイインコは美しい鳴き声からその名前がつけられました。
濃密なコミュニケーションを求めず、鑑賞用としての側面が強いインコです。
身体も丈夫で事前準備と知識をもって飼育すれば、初心者でも難しくはないでしょう。
拾い食いの習性があるため、こまめな掃除ができる人に向いたインコです。
コメント