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スミレコンゴウインコの値段はなぜ高い?意外な理由まとめ

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スミレコンゴウインコは別名「ヒヤシンスマコウ」「ヒヤシンスコンゴウ」と言われるコバルトブルーの身体が特徴の全長約100cmの大型オウムです。

スミレコンゴウインコの値段はなぜ高い?意外な理由まとめ

世界一高価なインコとして有名で、その価格は高級車が買えてしまうほどです。

スミレコンゴウインコはなぜ高額なのか、意外な理由がありました。

基本データ

スミレコンゴウインコの値段はなぜ高い?意外な理由まとめ

スミレコンゴウインコは別名ヒヤシンスマコウとも呼ばれる、ブラジル原産(固有種)の大型インコです。

大きな頭部が特徴で、大きさは約90.0cm~100.0cmと動物園で飼育されるレベルの大きさです。

寿命は50年~60年と大型インコとして平均的に長生きします。

ペアもしくは小規模の家族群を作って森林帯に生息していますが、まだまだ謎が多いインコです。

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値段が高い理由

スミレコンゴウインコの値段はなぜ高い?意外な理由まとめ

スミレコンゴウインコが高額な理由として、主に下記のようなものが挙げられます。

  • 1回の産卵数が少ない
  • 現地での乱獲と生息場所の減少

純粋に姿が美しい、人によく懐くという魅力だけでなく、これらの問題点が指摘されています。

順次見ていきましょう。

1回の産卵数が少ない

スミレコンゴウインコは年に1回繁殖期を迎え、1回の産卵数は2個(まれに3個)と少ないです。

繁殖能力が高くないため、需要に追いつかないことが価格が高い理由のひとつとなっています。

野生個体の減少が続いているので、種の保護のためにも繁殖のサポートが必要とされています。

現地での乱獲と生息場所の減少

スミレコンゴウインコが高額なもうひとつの理由は、開発や農耕、牧畜などでの生息場所の減少と、食用目的などでの現地民による乱獲、輸入のための違法乱獲です。

現在では野生個体は3000~5000羽ともいわれ、輸入される個体は研究や動物園用が主で、個人飼育の個体は非常に稀です。

実は国単位の保護対象

スミレコンゴウインコはブラジルにおいて、法的に保護の対象とされています。

巣箱の設置、エコツーリズムなどの保護対策が進められ、生息場所の保護や繁殖を通して個体数の増加を計画しています。

手に入れる方法

スミレコンゴウインコの値段はなぜ高い?意外な理由まとめ

ルリコンゴウインコは開発や森林伐採で個体数が減少しているため、非常に手に入れるのが難しいのがわかりました。

ペット用として個人で手に入れるには、インコ専門店など専門のルートを持っているところで予約するしかありません。

しかも年単位で待つことになる覚悟が必要です。

数百万円~と高級車並みの値段ですので、手付金など、通常インコを購入する方法とは違う方法になることが多いので(お店の方針で変わりますが、20%前後の手付金が必要な場合が多いようです)、その点も十分考慮する必要があります。

スミレコンゴウインコの飼い方/性格/特徴/価格/寿命について
スミレコンゴウインコは希少価値が高く、世界一高価なオウムとして有名です。 濃い美しい青色とくっきりした顔立ち、人なれしやすいフレンドリーな性格がとても魅力です。 今回はスミレコンゴウインコの飼い方/性格/特徴/価格/寿命について紹介します。

周囲の声

まとめ

  • 開発、農地拡大などで生息地が減少、現地での乱獲が原因で個体数が減ってしまっている
  • 年に1回の繁殖シーズンで生む卵は2個と繁殖ペースが遅い
  • 原産国のブラジルでは保護対象になり、巣箱の設置など保護対策がとられています

スミレコンゴウインコはその美しい姿、羽色でとても人気のある大型インコです。

しかし個体数が保護を必要なレベルで少なく、入手するには専門店で予約するしかありません。

それでも数年単位かかるのが現状です。

高級車並の価格がかかり、飼育、維持にも莫大な費用がかかることを念頭に入れておきましょう。

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