大型鳥であるモモイロインコの噛み癖は放置すると大怪我のおそれがあるので、しつけをする必要があります。
生来穏やかな性格なので、叱り方を間違えると萎縮してしまい、本来の明るさがなくなってしまうので注意が必要です。
今回はモモイロインコの負担にならず、なおかつ効果的な噛み癖のしつけ方を紹介します。
モモイロインコの性格を踏まえたしつけ方のポイント
モモイロインコは明るく容器で優しい性格のインコです。
頭ごなしに叱ると性格が萎縮してしまったり、噛み癖が悪化してしまったりします。
モモイロインコがどういう気持ちで噛んでいるのか、またそれらに対してどう接してしつけをしていけばよいのかを、状況別に解説します。
・お迎え直後or環境に不慣れ。
・注意をひきたい!
・飼い主よりえらいと勘違いしている。
状況によってモモイロインコが求めていること、思っていることは全く違います。
それぞれに応じた対策をしないと改善しません。
お迎え直後or環境に不慣れ
お迎え直後で環境になれていないころは、飼い主さんとの信頼関係もほとんどありません。
何をされるかわからない、自分にとって(飼い主さんが)安全な人かわからないという理由でつい噛んでしまうのです。
毎日のお世話やコミュニケーションを重ねて、じっくり信頼を積み上げていくにしたがって噛み癖は落ち着いてきます。
注意を引きたい!
飼い主さんの興味を引こうとしてわざと強く噛むこともあります。
噛まれたとき大げさな反応をしていると、「噛んでみたらこっちをみてくれた!うれしい!」と思い、噛み癖となってしまう可能性があります。
噛まれた時は我慢して、大げさな反応をみせないようにしましょう。
痛さを我慢して反応を抑え、「噛んでも反応がない。ツマラナイ」という方向にもって行きましょう。
飼い主よりえらいと勘違いしている。
鳥は野生下において、立場が上の個体が木の上の部分、そうでない立場の鳥は木の下の部分の枝で休息をとる習性があります。
そのため、普段の生活で人の目線より鳥の目線が高くなる場所にケージをおくと「私は飼い主さんよりエライ!」と勘違いさせてしまい、飼い主さんを思い通りにしようとしてがぶり!と噛むことになってしまいます。
このように、インコは普段とまっている目線の高さで相手との立場を判断する習性があります。
モモイロインコの噛み癖のしつけ方法
モモイロインコは穏やかな性格なので、あまり頭ごなしに叱ると、性格が萎縮してしまいます。
しつけ=叱る のではなく、しつけ=その行動をしたら鳥にとって「イヤ」な出来事がおこる 流れを作りましょう。
効果的な方法は、かまれた時に行います。
噛まれた指を、そのままの状態でモモイロインコの頭ごと後ろ方向へ持っていきましょう(あまり急な動きをすると怪我するので注意!)。
こうするときつい姿勢になり、噛むのをやめます。
これを繰り返すことで、「噛み付く=きつい姿勢になる=イヤなことだ=噛むのやめよう!」と認識してもらえるようになります。
「噛んで良いモノ」を与える!
噛み癖を抑える=噛むことを禁止ではモモイロインコがかわいそうです。
噛んではいけないもの、噛んで良い物の区別をつけてあげましょう。
噛んで良い物を沢山あたえ、噛むことでできるストレス解消をはかるのが大切です。
かじり用のおやつや、噛んで壊すおもちゃなどをケージに入れて、噛むことの要求を満たしてあげてください。
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モモイロインコの噛み癖のしつけと噛むときの効果的な対処法!まとめ
- モモイロインコは陽気で優しい性格なので頭ごなしな叱りは禁物です。
- 飼い主さんとの信頼関係構築を最優先にしましょう。それで収まることもあります。
- 噛むことへの発散ができるよう、噛み専用おやつやおもちゃを用意しましょう。
大型鳥の噛み癖は放置すると問題になります。
時間をかけてゆっくり修正していきましょう。
お迎え後1年ほどは信頼関係構築時期と考えて焦らずに気長に付き合ってあげてください。
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