インコが手に乗ったり、自分から肩にとまってくれるのは言葉では表現できない可愛さ。
手乗りインコに育てたい!と誰もが思うでしょう。
手乗りインコにするためには3つのポイントがあります。
信頼できる飼い主さん、手を怖がらないインコにするためのポイントをまとめてみました。
雛の時からお世話する
人に対しての警戒心が薄い、雛や若鳥の時期から人の手で育てるのが一番確実でベタ慣れになりやすいです。
優しく手の上で餌をあげたり、なでてあげることで「手=たのしいもの」「手=嬉しいことがあるもの」と教えてあげましょう。
インコも生き物ですから気分が乗らない日、不機嫌な日が必ずあります。
あまり遊びたがらないようであれば、無理なコミュニケーションはとらないでそっとしてあげましょう。
ただし、体調が悪いなど、何らかの病気の可能性もある場合があります。
インコの気分的なものなのか、体調が悪いのかをしっかり見極めてください。
成鳥を慣らすポイント
人に対する警戒心が育ってしまっている成鳥を手乗りに慣らすには相当な根気と時間が必要です。
個体によっては数ヶ月、数年かかるかもしれません。
すぐにでも手乗りにしたいという人は、雛や手乗りになっている個体をお迎えしたほうが無難です。
成鳥からならすためには以下の3ステップを少しずつ進めていきましょう。
- まずはケージ越しから声をかけておやつをあげてみましょう。
- ケージの入り口にきてもらうように呼びかけましょう。
- ケージの外で飼い主の指にのってもらいましょう!
焦らずじっくりひとつひとつのステップを進めていきましょう。
根気が大切です。
STEP1:まずはケージ越しから声をかけておやつをあげてみましょう。
まずはケージ越しから、優しく声をかけながら、おやつや大好物をあげてみましょう。
普段からたくさん声をかけてあげるのも忘れずに。
最初はチラ見程度かもしれません。
諦めずに根気よく続けていきましょう。
そのうち近づいてきて、おやつを受け取りにくるでしょう。
これが成功すれば、鳥にとって、手は「こわいものではない」と思ってくれているはずです。
この段階は鳥の警戒心が薄れないと進まないので、実は一番時間がかかる項目です。
ここまでの達成にかかる時間の目安:1ヶ月~半年。
STEP2:ケージの入り口にきてもらうように呼びかけましょう。
ケージ越しにおやつを受け取ってくれるようになったらその状態を2週間は続けてみましょう。
すぐに次のステップに移るのは早すぎます。
次に、ケージの扉をゆっくり開き、おやつをおいた手をケージの入り口においてあげます。
決していきなり手を突っ込んではいけません。
まずは手の近くにインコが来てくれるまで待ちます。
慣れてくれば、入り口までおやつを取りにきてくれるようになります。
ここまで来るのに数ヶ月はかかります。
焦らず、じっくりゆっくり続けてください。
トレーニングは、1日のお世話のついでに10分程度やるだけで十分です。
何時間もしないようにしましょう。
ここまでの達成にかかる時間の目安:1ヶ月~3ヶ月
STEP3:ケージの外で飼い主の指にのってもらいましょう!
ここまできたら、ケージをあけるたびに指をケージの入り口において乗ってもらうようにします。
乗ってくれない時もあります。
その時は無理して放鳥するのはやめましょう。
指に乗らない状態で放鳥した場合、ケージに戻すときはインコを掴む事になります。
そうすると、再び手を怖がるようになるかもしれません。
怖がってしまうと今までやってきたことが無駄になり、最初からやり直さなければならなくなります。
インコのペースは本当にゆっくりです。
指に乗ってきたら最初は5分次第に10分、15分と放鳥させてあげましょう。
放鳥時やケージ越しにインコの頬部分や頭部分をカキカキすると、気持ちよさそうに喜んでくれますよ。
ここまでの達成にかかる時間の目安:2ヶ月前後。
インコを手乗りにするために行うたった3つの方法(成鳥、若鳥)まとめ
- 若鳥や成鳥は警戒心が育っているので時間がかかります。
- まずはケージ越しそこからゆっくりステップアップしましょう。
空を飛んでいるはずの生き物が自分の肩や手にとまるのは本当に神秘的。
インコに自分が敵ではない、友達になって欲しいとわかってもらうにはとても時間がかかります。
でもそれが互いの絆を育てる事にもつながります。
☆インコ別の手乗りのポイントはこちらをチェックしてみてください。
■コザクラインコを手乗りにするには。手乗り崩れの訓練方法。
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