犬アレルギーという言葉が知られているように、鳥アレルギーというのも当然存在します。
必ず発症するものではありませんが、インコを飼育し始めてどうも体調に違和感があるという人は、鳥アレルギーが出ていないか確認しておきましょう。
今回はインコがアレルギー源になっている(鳥アレルギーになっている)時の主な症状、原因、対処法を解説します。
鳥アレルギーとは。主な原因
鳥アレルギーは正式名称「鳥関連過敏性肺炎」といいます。
インコの細かい羽毛、皮膚が剥がれ落ちたもの、鳥のフンなどを吸い込むことでおこります。
風邪や肺炎ににた咳や微熱などが出るため、鳥アレルギーと診断されることは稀です。
また、鳥を飼育している人にだけ発症するというわけではなく、羽毛布団やダウンジャケットに含まれる羽毛でも発症することがあります。
そのため冬に発症する人が多く、なおさら風邪と間違われやすいのです。
風邪気味で病院にいくときは念のため「インコを飼っている」事を医師に伝えましょう。
鳥アレルギーも視野にいれた診察をしてくれるはずです。
鳥アレルギー(インコアレルギー)の主な症状
- 乾いた咳
- 発熱
- 呼吸困難
鳥アレルギー(インコアレルギー)の一番特徴的な症状は「ケホンケホン」「コホコホ」というような乾いた咳です。
痰が絡むような湿った咳ではないため、軽い風邪だと思ってしまいがちです。
しかし連続して咳がでたり、肺炎になりかけてしまっている場合だと息苦しさや胸の痛みを感じます。
肺炎になると38度以上の発熱も起こります。
早急に病院へ行きましょう。
診察を受けるときは自己申告をしましょう
風邪や咳を症状とする病気はたくさんあります。
病院を受診する際は、医師に鳥を飼育している事を伝えたうえで診察を仰ぎましょう。
そうすることで、インコの羽毛や排泄物などが原因で起こる病気の可能性も視野に入れた診察をしてくれるでしょう。
インコをむやみに捨てないで!
鳥アレルギーをはじめとする、インコから感染する病気の報道や情報が流れるたびに飼っているインコを手放そうという風潮になることがあります。
しかし、きちんと知識をもって正しく接していれば怖いことはありません。
アレルギーが重症の場合は飼育場所や世話を家族にお願いするなど、共存方法、継続飼育の方法を医師と相談しましょう。
決して捨てたり、放したりしないようにしてください。
飼育されている鳥は捨てられたら自然界で生きていけません。
インコがアレルギー源になっている時の主な症状と原因、対処法。まとめ
- インコがアレルギー源になって生じる病気に「鳥関連過敏性肺炎」があります。
- インコの羽毛や排泄物によって乾いた咳などが生じます。
- 病院にいくときは「鳥を飼育している」事を医師に伝えましょう。
鳥アレルギーは重症になると肺炎を起こすという危険性から、対処をしないのは危険といえます。
医師の診断を受けて適切な処置をすれば、愛鳥との共存も可能な場合が多いです。
当てはまる人は、まず診断を受けましょう。
コメント
インコアレルギー検査のできる病院を教えてください。