オカメインコを放鳥し終わってケージに戻そうというとき、なかなか戻らなくて困ることありますよね。
無理に戻そうとすると信頼関係が崩れそうな心配もあります。
今回はオカメインコに嫌われない方法でケージに戻す方法を解説します。
オカメインコがケージに戻らない時の戻し方
放鳥時間が終わってもケージに戻ってくれない、高いところにとまって戻ってきてくれない、そんなときに戻す方法として下記の方法が有効です。
- 布をかぶせて捕まえる。
- 電気を消して暗くして捕まえる。
- 怒ったり噛んできてもひるまない。
布をかぶせて捕まえる。
布を静かにかぶせて捕まえる方法です。
重すぎるとインコが怪我をしてしまうので、ひざ掛けフリースくらいの軽いものにしましょう。
このとき、後ろから布をかぶせて、かぶせるところを見られないようにするのがポイントです。
かぶせるところをみられると嫌われてしまう可能性があります。
二人一組になって、嫌われたくない人が引き付け役、嫌われても大丈夫な人(もしくはオカメインコに一番好かれている人)がかぶせ役を担当すると良いでしょう。
電気を消して暗くして捕まえる。
鳥は暗いところでは目が見えにくくなります(一部夜行性の鳥を除く)。
電気を消して動きが鈍くなったところを速やかに捕獲しましょう。
電気を消す前にどこにいるかをきちんと把握し、1回で捕まえられなかった場合はすぐに電気をつけてインコの場所を確認しましょう。
これは暗闇で踏んでしまうなどの事故を防ぐためです。
怒ったり噛んできてもひるまない。
オカメインコに噛まれてひるむと「噛んだら逃げられる」「噛んだら放鳥時間が延びた」と学習してしまい、さらにケージへ戻しにくくなります。
噛んでも「きかないよ~おうちに帰ろうね~」と淡々とケージに戻しましょう。
これを繰り返すうちに「噛んでも状況は変わらない」と学習し、やがて噛む事を諦めるようになります。
オカメインコが自分からケージに戻るようになるには
- 放鳥時間を決める。
- 普段から手を好きになってもらう。
- ケージに戻ったら良いことがあると学習させる。
オカメインコが自分からケージに戻るようになる、または、「ケージに戻ることに抵抗しなくなる」にはこれらの方法があります。
放鳥時間を決める。
放鳥時間をしっかり決めて、毎日同じ時間帯、同じ時間放鳥するようにして生活サイクルを作ると、放鳥終了時間にケージに戻しやすくなります。
また、放鳥中はおやつを少々程度にして、水や餌を与えないようにすると、空腹になりケージに戻っていくようになります。
普段から手を好きになってもらう。
手からおやつをあげたり、カキカキしたり、ナデナデしたり、手や指を使ったコミュニケーションを意識して続けましょう。
そのうち「手は嬉しいことをしてくれるもの」と認識し、手を好きになってくれるでしょう。
手を好きになってくれれば、手を介してケージに戻ってくれることにも抵抗しなくなります。
ケージに戻ったら良いことがあると学習させる。
ケージに戻ったら鍵をかけておわり、ではなく、ケージに戻ったあともケージ越しにおやつをあげたり、カキカキしてあげましょう。
「ケージに戻っても楽しいね」と飼い主さんとコミュニケーションがとれれば、ケージに戻る=イヤナコトと思わなくなり、すんなり戻ってくれるようになります。
オカメインコがケージに戻らない時の戻し方。嫌われない方法!まとめ
- オカメインコをケージに戻すときは無理強いしてはいけません。
- 布をかけるときは姿を認識させないようにしましょう。
- 普段からコミュニケーションを重ね、手を好きになってもらいましょう。
- ケージに戻っても楽しい事があると理解すると、ケージに戻る事への抵抗も減ります。
オカメインコは繊細な性格なので、一度信頼関係が崩れると、取り戻すのに時間がかかってしまいます。
ケージに戻るといいことがあると理解させるためにはどうすれば良いか、ということを前提にした方法で模索すると良いでしょう。
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