インコは多種多様な性質を持ち、様々な場所にあわせてその生態をかえてきました。
しかし、中には日本の気候や生活環境に適さない、飼い主がサポートをしなければいけないインコたちもいます。
今回は日本で飼いにくいインコ3種類を紹介します。
日本で飼いにくいインコたち
輸送技術や海外でのブリーディング技術が発達した昨今、多くの海外産のインコやオウムが日本に輸入されてきます。
ほとんどの場合は日本の気候に順応していますが、インコの持つ性質や特性によっては日本の気候や生活環境に適さない種類もいます。
今回はその中でも3種類のインコを紹介していきます。
日本で飼いにくいインコその1.オニオオハシ(オオハシ)
大きな嘴が特徴の南国に生息するユニークな鳥です。
知能が非常に高く、家族によく懐く愛情深いコンパニオンバードとして高い人気を誇っています。
性質が非常に臆病で、驚くと心臓発作を起こしてしまうほどです。
そのため日本の都会の騒がしい生活環境下では穏やかに暮らすことができないためストレスをためやすいといわれています。
・驚かすと心臓発作を起こす
・鳴き声は1kmまで届くため防音設備を用意する
・充分に動くことができるゲージを用意するオニオオハシを飼育する際の注意点らしいけど実質俺(略)
— †カモノハシ type R† (@TEN_bridge246) 2018年7月4日
日本で飼いにくいインコその2.コザクラインコ
人間だけじゃなく、コザクラインコにも湿度が重要とのことで、インコ部屋用に加湿器を買いました!2012年初貢ぎ物…。
— せなきち (@SenaOrihara) 2012年1月14日
日本ではコンパニオンバードの代表格として大人気の中型インコですが、実は日本の乾燥する気候が苦手な面があります。
特に冬場はヒーターを使用するのでさらに空気が乾燥しがちです。
空気が乾燥するとコザクラインコは呼吸がしづらくなることもありますので、湿度計を取り入れて40度前後の湿度を維持してあげると良いでしょう。
ケージの近くに水を入れたコップを置くだけで湿度はかなり変えることができます。
日本で飼いにくいインコその3.白色オウム全般(タイハクオウム・キバタン・オオバタン等)
大型鳥に分類される白色オウム(タイハクオウム、キバタン、オオバタンなど)は基本的に声が非常に大きく、2重3重の防音対策が必須になります。
その大声は道路を挟んだ反対側にも届くほどで、距離として届くというより範囲として声が届くという認識が近いでしょう。
防音ケージはもちろんのこと、防音壁、防音床、防音部屋など、白色インコのために丸々1部屋改造するつもりでないと飼育は困難です。
また、寿命が30年~、50年~と非常に長寿命のため飼い主が一生を看取れない可能性が高いです。
子供や孫、飼い主が信頼できる人が飼育を継続できる確約がないと飼育は難しいでしょう。
白色オウム長生きで鳴き声うるさいから飼うと人間が先に死んだりする 一軒家で防音室ないと飼えないレベル
— りょくそ (@rksu06) 2017年10月23日
日本で飼いにくいインコ3種類。こんな意外なインコも!まとめ
- オニオオハシ…非常に繊細で驚かすと心臓麻痺を起こすことがあります。
- コザクラインコ…乾燥が苦手である程度の湿度が必要です。
- 白色オウム…徹底した防音対策が必要なこと、長寿命な事から飼い主1代での飼育は困難です。
いかがでしたでしょうか。
日本では定着しているコザクラインコは実は湿度に注意した飼育が必要なインコなのには驚きました。
このように日本の気候や生活環境に向かないインコの飼育には飼い主さんの努力、金銭的なサポートが必要不可欠です。
こういった注意や配慮を愛鳥の一生を通してできるのかもよく考えてお迎えしてください。
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