「愛鳥が留守番中はまったく餌を食べてくれない」「飼い主がそばにいないと御飯を食べてくれない」こういった悩みをもつ飼い主さんはとても多いと思います。
特に寂しがりで甘えん坊な性格のオカメインコはこういった状況に陥りやすいです。
食べないと体重が減りますし心配ですよね。どういった対処法が必要なのでしょうか。
今回はインコが留守番中に餌を食べない時の対処法について解説します。
飼い主がいないと餌を食べないインコについて
飼い主がそばにいないと餌を食べなかったり、留守番中は餌を食べていないインコは何かと心配ですよね。
特に甘えん坊で飼い主にべったりなオカメインコやコザクラインコで多くみられます。
長時間の留守番ができなくなる、やせてしまわないか心配など飼い主さんの悩みは尽きません。
今回は実際に効果があった方法をいくつか紹介します。
1.粟穂をケージに入れる
粟穂はインコにとって嗜好性が高く、かじり遊びもできる便利な食べ物です。
これをケージにぶら下げておくことで、遊びがてらかじるようになります。
もちろん美味しいので留守番中の空腹もかなり緩和されるでしょう。
2.留守番の環境をにぎやかにする
静かな部屋より音がある部屋の方が寂しがらず、寝るだけという過ごし方も減るようです。
留守番させるときはテレビやラジオをつけっぱなしにして生活音を出しておくと良いでしょう。
留守番中も起きている時間が増えれば、その分空腹を感じる機会も増えるので食べることも増えるようです。
3.食事中も少しずつ離れて見守る
食事中に飼い主がそばにいることに慣れてしまったインコは、食事中に飼い主がいないことにストレスを感じるようになっています。
こういった個体は留守番中は一切食事をとらず、飼い主が帰宅したらドカ食いすることが多いようです。
このような場合は、食事中のインコを飼い主が少しずつ離れて見守るようにするのが効果的です。
時間はかかりますが、先に説明した「粟穂」や「留守番中の生活音」と組み合わせて様子をみていきましょう。
4.ケージ内に鏡を入れる
ケージ内に鏡を入れると自分の姿をみながら食事をするようになったという例が数多く報告されています。
ひとりぼっちで食べるのは寂しくてできないけど、仲間がいれば食事も美味しいね!といった具合かもしれません。
5.あえて長時間不在にする
インコが留守番中に餌を食べないのが習慣化するのは「我慢できる時間内に飼い主が帰ってくることを学習しているから」という説があります。
そのため、あえていつもより長い時間不在にすることで、おなかが空いて我慢ができなくなり食べるようになるということです。
通常の不在時間30分から1時間に伸ばしてみるなど飼い主さんのほうで「いつもより長い」時間を判断してみてください。
効果抜群!インコが留守番中に餌を食べない時の対処法。まとめ
- 飼い主がいない、ひとりだと餌を食べないインコは実は多いです。
- オカメインコやコザクラインコなど、飼い主にべったりの甘えん坊なインコにこの傾向がみられます。
- 粟穂を入れる、生活音を入れる、離れて見守る、鏡を入れる、留守番時間を増やして我慢できずに食べるように仕向けるなどが成功例としてあがっています。長時間不在にして食べさせる方法は、インコの食事や体重の推移をよくみて慎重に行いましょう。
飼い主がいないと食事をしないインコはいじらしさを感じるものの、留守番をすることが難しくなるので困ってしまいますよね。
外出中もおなかをすかせていないか不安でたまらなくなります。
今回紹介した方法を試してみて、飼い主がいなくても食事をするきっかけを作ってみてください。
いずれ改善される、一人で食べられるようになったという場合がほとんどですので、焦らず気長にやっていきましょう。
コメント