世界一大きなインコといわれる、ベニコンゴウインコは鮮やかな色合いとフレンドリーな性格でとても人気があります。
大型インコ・オウムは飼育環境を選ぶペットなので、飼育する前には入念な準備と勉強が必要です。
今回はベニコンゴウインコの生態/飼い方/性格/特徴/価格/寿命について紹介します。
ベニコンゴウインコの生態・特徴・値段・寿命
原産国 | 中南米 |
寿命 | 50年~80年 |
お迎え平均価格 | 600.000円~800.000円(上昇傾向) |
大きさ | 約80.0cm~90.0cm |
鮮やかな羽色が美しく、人気が高い大型インコです。
中米ホンジュラスの国鳥で、野生下では基本的にペアで暮らします。
ペアの絆は深く、どちらかが死ぬまで寄り添います。
言葉は覚えますが、おしゃべりはあまり得意ではありません。
鳴き声も野太く当たり一帯に響くので、必ず防音対策をしましょう。
ベニコンゴウインコの性格
頭が良く元気で陽気な性格で、雛から飼育すれば人に良くなつきます。
飼い主さん一人に懐くオンリーワンな傾向がありますが、家族にもちゃんと懐きます。
懐き度合いがちょっと違っているようです。
その分、ひとりぼっちになることが多いと、寂しさから毛引きをしてしまうことがあります。
1日最低1回1時間はふれあってコミュニケーションをとりましょう。
家族全員でお世話をして、懐き具合に極端な偏りがでないように心がけましょう。
(それでも鳥の性格によってはオンリーワンになることもあります)
ベニコンゴウインコの飼育のポイント
ベニコンゴウインコをはじめとするコンゴウインコは体が非常に強く、暑さや寒さに強いといわれています。
しかしそれは「暑くても寒くても死なない」だけであり、快適に暮らしているというのとは別です。
ベニコンゴウインコと人が快適に暮らすための3つのポイントをしっかり抑えておく必要があります。
- 鳴き声の問題
- 噛む力の問題
- 飼育環境の問題
これらをすべて解消しなければ、ベニコンゴウインコの飼育は困難です。
それぞれ解説していきます。
鳴き声の問題
ベニコンゴウインコの鳴き声はかなり強烈です。
コンゴウインコ類を飼育したくても諦めてしまう人の大半の理由はこの鳴き声の大きさにあります。
この動画の音量を最大にしてヘッドホンできいたくらいの音量でもまだまだ足りません。
30センチ離れた人の会話がきこえなくなるくらいです。
防音壁にして防音ケースを導入するくらい、防音対策をしてください。
集合住宅での飼育は周囲の理解があっても、改築レベルの防音対策をしない限り、かなり厳しいでしょう。
噛む力の問題
ヤシの実を砕いて食べるベニコンゴウインコのくちばしの力は本気で噛むと人の手は骨折してしまうでしょう。
生来優しい性格なので、人に対してなれている個体なら本気で噛むとことは稀ですが、噛み癖がつかないように日ごろからしつけをする必要があります。
噛まれるのが怖くてインコのいう事をきいていたりすると、その雰囲気を読み取り、次第に「噛んだら要求が通る」と学習し、噛み癖が定着する場合があります。
甘噛みは彼らのコミュニケーションのひとつなので、多めにみてあげても良いですが、わがままを通すための噛みはしっかりしつけましょう。
噛み癖のしつけ方法についてはこちらを参考にしてみてください

飼育環境の問題
コンゴウインコ類は体が大きいので、その分広い飼育環境が必要と思われがちです。
しかしコンゴウインコ類は放鳥中も広く飛び回るより、専用のスタンドやお気に入りの場所でまったりすごすことが多いようです。
広いスペースがあるに越したことはありませんが、それよりも「安心できる場所」「安心してとまれるスタンド」を好むようです。
家族全員を見渡せる場所に、安定感のある止まり木を作ってあげましょう。
ベニコンゴウインコの生態/飼い方/性格/特徴/価格/寿命まとめ
- ベニコンゴウインコはインコの中でも最大種のインコです。
- 声が非常に大きいので、飼育スペースを防音対策する覚悟が必要です。
- 飼い主にべったり、まったりが好きなので、スキンシップを多めにとりましょう。
ベニコンゴウインコはとにかくオンリーワン!
とにかく飼い主さんが大好きです。
飼い主さんが何をしていてもくっついてくるかわいさが本当にたまりません。
飼育難易度は高い(特に鳴き声)ですが、それを補って余りある魅力ある鳥です。
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