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ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

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ルリコンゴウインコといえば、動物園でよくみかけ、南国の鳥の代表格です。

南国のカラフルな鳥といえば思い出すのがこの鳥ではないでしょうか。

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

実際にペットとして飼育するにはどうすればいいのか、どのような餌を食べるのか。

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について解説します。

基本データ

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

ルリコンゴウインコ(瑠璃金剛鸚哥るりこんごういんこ)は世界でも最大級のインコで鮮やかな青色とオレンジ色が特徴です。

性格は温和で人に良く慣れ、家族以外の人や動物に対してもフレンドリーです。
(個体差は若干あります)

原産国南アメリカ大陸
寿命60年~65年
お迎え平均価格400.000円~650.000円(上昇傾向)
大きさ約80.0cm~90.0cm

一昔前までは動物園で飼育されている鳥として有名で、一般家庭での飼育はかなり稀でした。

今では飼育技術や繁殖技術が発展し、少しずつですが一般家庭でもみられるようになりました。

お迎え価格は高めですが、人気は非常に高く愛好家がたえないコンパニオンバードです。

ルリコンゴウインコの性格と特徴、魅力について。
大きな体と鮮やかな体色で「南国の鳥」として有名なインコ、ルリコンゴウインコ。 とてもフレンドリーな大型インコですがその体格から、声が大きく、飼育には入念な下準備が必須になります。 そんなルリコンゴウインコの性格、特徴、魅力をまとめてみました。

性格や特性などの詳細はこちらをチェックしてみてください。

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飼い方のポイント

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

ルリコンゴウインコは寿命も長く、声も大きく、飼育環境および近隣の環境を選びますので、オウム飼育全くの初心者には向きません。

ルリコンゴウインコは大型で広大な飼育スペースと防音設備が絶対に必要です。

ケージや止まり木も市販の大型インコ用でも小さい場合があるので、基本的にはオーダーメイド品を準備すると心にとめておいてください。

そのため飼育用品の費用は非常にかかります。

10万円以上かかる場合も珍しくありません。

日光浴をしっかりやりましょう

放鳥や日光浴は1日最低1時間以上を心がけてください。

日光浴の際はケージに影の部分を作り、直射日光が当たり過ぎないように置き場を配慮しましょう。

日光浴中は常にそばにいて野良猫やカラスなどの外敵に注意するほか、日光浴で疲れが出ていないかもしっかり観察してください。

こまめなスキンシップをとりましょう

ルリコンゴウインコはその大きさとは意外にかなり甘えん坊で寂しがりやなところがあります。

1日1最低1時間以上のスキンシップを毎日しっかりとりましょう。

放置する時間が増えるとさびしがって問題行動に発展する場合があります。

また、飼い主と非常に密接な絆を求めるので多種飼育にも向かない傾向があります。

ルリコンゴウインコにしっかり目を向け、一生のパートナーとして受け入れましょう。

掃除は毎日、ケージの丸洗いは月2回

ケージの底シーツは毎日取り替え、ケージ本体も月に2回は丸洗いしましょう。

そのため、予備ケージと簡易キャリーをそれぞれ用意しておく必要があります。

少なくともケージ1つでは不便です。

しつけについての考え方

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

ルリコンゴウインコで必要なしつけは、噛み癖と呼び鳴きです。

しかしどちらも完全に無くすことはほぼ不可能です。

・人を噛もうとしたらおもちゃで気をそらす。


・呼び鳴きや噛んだことで鳥の要求を通さない(鳴く、噛むと要求が通ると学習させない)


・お迎え前に入念に防音対策を講じておく。


・人より高い目線に鳥を止まらせない(とまったらすぐに下ろす)。

これらを守れるようにしつける必要があります。

呼び鳴きは無視して「鳴いても良いことがない」と学習させましょう。

噛み癖はおもちゃなどの「噛んでもよいもの」を与えるのがポイントです。

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人より高い目線にいることに慣れてしまうと、「自分(鳥)は人よりエライ!」と誤認してしまい、反抗的になったり、噛み癖が悪化したりします。

信頼関係がきちんと築かれるまでは、頭の上や肩の上、人の目線より高い部分に乗せないようにしましょう。

基本腕や専用の台にのせて、インコの目線を人より下げるようにしましょう。

食性(餌)について

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

ルリコンゴウインコの餌は市販されている大型インコ専用フードに野菜や果物を副食として与えて栄養バランスが偏らないようにしましょう。

食事もただ与えるだけでなく、おもちゃに隠して入れたり、飼い主と遊びながらおやつをあたえたりと「食べる楽しみ」を追求してみると良いでしょう。

専用フードは数種類のフードにならしておくと、メーカーの製造中止、未入荷に対応できます。

万が一のことを考慮し、1ヶ月分は常にストックしておくのをおすすめします。

お迎えする前に考えて欲しいこと

ルリコンゴウインコの飼育/飼い方、しつけ、食性について

・寿命は60年以上です。万一お世話が難しくなった場合の譲渡先、譲渡人は決めていますか?

・飼育している間は旅行はいけません、雨の日も風の日もお世話が続きます、インコ優先の生活ができますか。

・インコの医療費は莫大です。100万以上かかる場合もあります。

・防音、防塵対策はできていますか?インコは自分で掃除ができません。

これらのことがひとつでも守れない場合、ルリコンゴウインコの飼育は見送りましょう。

厳しいようですが、大型の鳥を飼育するのは金銭的にも気力的(継続する力)にも時間的にも大変な労力が必要です。

お迎えしたときだけでなく、お迎えからインコの旅立ちまでずっと続きます。

かわいいだけでは絶対飼える動物ではありません。

まとめ

  • ルリコンゴウインコは最大級の大きさを誇る美しい鳥です。
  • 広大な飼育環境、防音設備、相応の知識が飼育には必要で、初心者には不向きです。
  • 大型鳥は長命、高費用がかかります。一生お世話ができるかよくよく話し合いましょう。

ルリコンゴウインコは憧れの鳥といわれるだけあり、非常に魅力的な鳥です。

飼育には膨大な費用と労力を費やしますが、一生の友達、家族といえるかけがえのないパートナーになってくれるのは間違いありません。

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