体に対して大きすぎるくちばしが特徴のオニオオハシは昔から人気のある大型鳥の一種です。
熱帯の鳥でイメージされる鳥としての代表格ではないでしょうか。
実際に飼育することも可能ですが、飼育するために知っておかなければいけないことがあります。
今回はオニオオハシの飼育/特徴/性格/値段・価格/寿命について紹介します。
オニオオハシの特徴・値段・寿命
オニオオハシの特徴はなんといっても体とほぼ同じくらいに大きいくちばしです。
その大きさは20センチ以上もあり、体の半分近くを占めています。
あのくちばしはスポンジのようなつくりになっていて、実はとても軽く、体温調節の役割を果たしているといわれています。
価格も30万円台~と高額でペットショップへの入荷はほとんどない珍しい鳥です。
どうしてもお迎えしたいという場合は鳥専門ショップへの問い合わせが一番おすすめです。
数ヶ月待ちになることが普通です。
オニオオハシの性格-おどかすのはやめましょう!-
オニオオハシは好奇心が強く、何にでも興味を持つ明るい性格です。
知能はとても高く、家族と他人をしっかり認識します。
人が大好きで構ってもらうのが大好きなので、スキンシップを求められたら応じてあげるようにしましょう。
非常に臆病なので、急に捕まえたりすると心臓発作を起こすことがあります。
過度なストレスをかけたり脅かし行為をオニオオハシにすることは絶対にやめましょう。
野生下でもけんかはほとんどしない温和な鳥です。
オニオオハシの飼育のポイント
オニオオハシの飼育は下記のポイントを抑えておく必要があります。
どれが欠けても飼育はできなくなりますので、お迎え前に確認してください。
・ケージと止まり木
・餌(専用フード)
・鳴き声(防音対策)
これらを解説していきます。
ケージと止まり木
オニオオハシはその独特の外見から、ケージは大型鳥専用か、オーダーメイドが良いでしょう。
地面に降りることはほとんどないので、止まり木を最低2本は必ず入れてあげてください。
羽根を広げて移動できるくらいの幅広さ、奥行きが必要です。
餌(専用フード)
餌は専用のフードと果物を与えましょう。
果物はパパイヤ、マンゴー、バナナなどが良いでしょう。
野生下では小鳥や爬虫類を捕食する場合もあるので、小鳥や爬虫類を飼育している時は一緒の部屋に入れないようにしましょう。
動物性たんぱく質が必要なので、週に2~3回程度ゆでたまごを与えるのが一般的です。
消化スピードが非常に速いので、常に食べ物を食べられるようにしておく必要があります。
半日何も食べないと命の危険がでてくるので注意しましょう。
一日の食事の量は、少し余るくらい、豊富に用意してあげてください。
旅行や仕事で1泊飽けるときには、2日分のえさをいれておきましょう。
鳴き声(防音対策)
鳴き声はカラスの鳴き声を低く、ガラガラさせたような感じで、かなり大きく響きます。
1km近い距離まで響くので防音対策は必須です。
集合住宅はもちろん、一軒家飼育でも防音対策をきちんとするようにしましょう。
オニオオハシの飼育/特徴/性格/値段・価格/寿命についてまとめ
- オニオオハシの大きく軽いくちばしが特徴です。
- 飼育にはオニオオハシに適した飼育環境、防音設備、日常的にかかる費用などがかかります。
- 食性が他の鳥とは大きく違い、消化能力が高いので常に餌を食べられる環境を用意しましょう。
オニオオハシはその独特の外見でとても人気があります。
その反面、繊細な面がありますので、オニオオハシには優しく穏やかに接しましょう。
ペットとして飼育するにはいろいろな準備、飼育後も勉強が必要なので、それらをきちんとクリアして飼育しましょう。
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