インコは犬や猫といったペットと比べると、しつけの必要がなく、価格も安いため「買いやすい(飼いやすい)」というイメージをもたれがちです。
しかし、安易な飼育、予備知識や準備の整わないままの飼育は「飼わなきゃよかった」という後悔を生み出すことにつながります。
今回は飼って後悔してしまったインコのランキングを実際に後悔した人の声を元に紹介します。
飼って後悔してしまったインコランキング
今回は当サイトのアンケートや掲示板コメントなどを集計して紹介しています。
決して「インコが悪い」のではなく、そのインコを飼育するための予備知識、準備が不足してしまったための後悔です。
また、順位は意見が多かった順であり、その鳥の良し悪しを示す順位ではありません。
同じ後悔をすることがないよう、注意喚起の意味をこめてまとめました。
4位:ヨウム
「神経質すぎて、ちょっと模様替えをするだけで体調を崩してしまう」
「とにかく破壊が好き。色々なものを壊したりしてしまう」
「水入れが毎朝驚くほど汚い」
ヨウムは5歳児並の高い知能を持つ大型鳥で、ヨウムの「アレックス」は鳥の知能の概念を大きく変えました。
反面、神経質なところがあること、脂粉(細かい羽の粉、フケのようなものです)が多い、何でもいたずら、破壊してしまうなどの側面があります。
加えて、硬いペレットを水に浸してやわらかくして食べるほどの知能があるため、水入れは毎日とても汚くなります。
ヨウムをお迎えするときは、高い好奇心を満たすおもちゃや飼い主との多くのふれあいタイム、空気清浄機を併用したこまめな掃除、いたずら防止策を徹底する必要があるでしょう。
大型鳥の中では比較的おとなしい部類ですので、どちらかといえば防音対策よりは、こまめな掃除を心がけるほうが良いでしょう。
check!ヨウムの飼い方/飼育方法と注意点。神経質でストレスに注意!3位:コザクラインコ
「金切り声がうるさい」
「噛み付く力が強くて痛い」
「他の家族に慣れて、自分には慣れてくれない(攻撃してくる)」
コザクラインコはラブバードと言われるくらい、大好きな飼い主に体中で愛情を示す愛らしい中型インコです。
同じ中型インコのオカメインコに並んで人気のあるインコですが、鳴き声はその可愛らしい見た目から想像がつかないほど甲高い声です。
鳴き続けるとストレスに感じる人もいるかもしれませんので、呼び鳴きしないようにしつけましょう。
また、特定の人を伴侶とみなしてべったり懐くので、他の家族に懐かなかったり、攻撃的になることもあります。
日ごろから家族全員でお世話をする、懐かれていない人がおやつなどインコの好きなことを担当するなどしましょう。
check!コザクラインコの性格と寿命、鳴き声。べったりの甘えん坊♪2位:ローリー(ロリキート)類
「ケージがすぐ汚くなる」
「餌が特殊なので切らすと大変なことに」
「餌の補充ができないと危ない&餌がなかなか売っていない」
ヒインコ、ゴシキセイガイインコ、オトメズグロインコといったローリーの仲間は食性などに他のインコとは大きな違いがあります。
ローリーは、自然下では舌で果汁をなめとる食生活をしているため、他のインコたちとはまったく違う食事になります。
専用フードを水で溶いて、ドロドロにした「ローリーネクター」や専用ペレットが飼育下での主食です。
また消化能力が他のインコに比べて高く、空腹状態になりやすいという性質もあります。
24時間以上空腹状態が続くと命に関わりますので、1日3回は餌を補充しなければいけません。
そのため、餌は常に十分に買い置きしておくこと、購入先を最低でも3箇所は確保しておくことが重要です。
ドロドロフードが主食のため、フンも非常に粘性が高く、ケージや周囲をべたべたに汚してしまいます。
こまめな掃除が不可欠なインコです。
check!ロリキート(ローリー)は仕草が可愛いインコ♪飼育のポイントまとめ!1位:白色オウム(タイハクオウム/キバタン/オオバタン)
「声がうるさい」
「雄叫びをあげるため近所迷惑になった」
タイハクオウムやキバタン、オオバタンなどの白色オウムは総じて声が非常に大きいです。
特に朝夕の「雄叫び」は30センチ先の人の声が聞こえなくなるほどです。
密集住宅地はもちろん、離れた一軒家でも防音対策を十分すぎるほどしなければ飼育はできないでしょう。
また、「犬のような鳥」とも言われるように、家族にべったり懐くため、多くの時間を白色オウムたちにかけられる家庭でなければ飼育は困難です。
Check!キバタン/コバタン/オオバタン等の特徴・価格・鳴き声まとめ飼って後悔してしまったインコランキングまとめ
いかがでしたでしょうか。
インコを飼育することはカンタンなことではありません。
習性、特性をしっかり理解したうえでお迎え準備をする必要があります。
お迎えしたあと「こんなはずじゃなかった」となってしまっては、飼い主もインコも不幸です。
本当に飼育できるのか、飼育するためにどれくらいの手間や費用がかかるのかをしっかり前もって予習しておきましょう。
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