「初めて猛禽類を飼うけどまず何が必要?」「普段はどうすればいいの?」猛禽類はインコと違い、飼育そのものが謎に包まれている部分が多いです。
今回は猛禽類を初めて飼う人が気になる疑問点や注意点をQ&A形式でまとめました(随時追加)。
飼育してから「しまった!」ということが無いように確認しておいて下さい。
Q:猛禽類は懐きますか?
人工繁殖で雛から育てられた個体でも懐き方はさまざまです。
ベタ馴れする個体もいれば、ドライな個体もいます。
野生個体でも時間をかければ馴れるようになります。
懐かせるのに大切なことは「人に対して警戒心、恐怖心を抱かせないこと」です。
警戒心や恐怖心を抱かせないためには丁寧に扱い、乱暴に扱わない、イタズラなど嫌がることをしないことです。
人を軽快すべき存在、危険な存在だと認識してしまうと、それまでの馴れもなくなってしまうでしょう。
Q:猛禽類の飼育にはどういったものが必要?
A:猛禽類専用のケージ、猛禽類専用のとまり木、取り扱う際のグローブ、餌(冷凍マウスや冷凍ヒヨコ、副食にコオロギなど)栄養剤が必要です。
猛禽類は足の握力が非常に強く、インコと違って素手でとまらせると怪我をしてしまいます。
グローブは皮製の衝撃に強い専用のものを買いましょう。
Q:猛禽類の餌はスーパーのお肉はダメなの?
A:冷凍マウスや冷凍ヒヨコを解体して与えることは抵抗があると思います。
しかし、猛禽類は獲物の骨や内臓などを全部食べさせないと必要な栄養分を満たすことができません。
そのためスーパーのお肉だけだと栄養が偏ってしまい病気にかかりやすくなったり、体質が弱くなってしまうことがあります。
どうしても抵抗があるという人はそちらを利用してみてください。
Q:猛禽類の餌の回数、量はどれくらい?月にかかるえさ代は?
A:冷凍マウスはSサイズ、Mサイズなどサイズがありますので、食べ残さない程度の量を食欲や個体差にあわせて与えてください。
特に冬場は体重を落し過ぎないようにしっかりたくさん与えましょう。
普段の体重をチェックし、大きな増減がないようにするのも飼い主の役目です。
エサの回数は1日1回でOKですが、胃腸の負担を考えると1日2~3回にわけることをお勧めします。
Q:猛禽類は昼間どうして過ごしていますか
種類によっては昼間も元気に活動していますが、フクロウは夜行性の傾向があり、夜活発になることが多いです。
飼育下では人の生活にあわせて日中起きていることも多いようです。
眠っているときはそっとしてあげて、無理に起こさないようにしましょう。
Q:室温管理はどうすれば良いですか
室温に関しては人が生活するのに問題がない温度帯なら問題ありません。
しかし、湿度には弱いので、換気など風通しを良くするようにしてください。
特に梅雨時期や熱帯夜には注意が必要です。
冬場は熱帯地方の種類に関しては注意してヒーターで保温するようにしてください。
Q:接し方に注意することはありますか
A:猛禽類は人から育てられた個体でも、過度なコミュニケーションを好みません。
あまりベタベタさわりすぎるとストレスになってしまいますので、過度なコミュニケーションを与えないように気をつけて下さい。
餌をあげるときに声をかけたり、なでてあげたりするほか、鳥が遊んでほしそうにしていたら遊んであげるようにしてください。
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